白石麻衣さん、dTVオリジナルドラマで暴力団組長を演じ「お芝居の楽しさを改めて知ることができた」

映画「嘘喰い」公開と同日の2月11日、映画に登場する人物にフォーカスしたdTVオリジナルドラマ「嘘喰い -鞍馬蘭子篇/梶隆臣篇-」が配信されます。映画同様、闇カジノを仕切る組長・鞍馬蘭子を演じる白石麻衣さんに、ドラマの見どころなどについてお話を伺いました。
白石麻衣さん、今は仕事を充実させる時期「結婚は30代のどこかが理想かな」

――ドラマでは、これまでの印象とは大きく違う狂気を抱えた女性の暴力団組長・蘭子を演じられています。共通点はありますか。

白石麻衣さん: かけ離れてはいるんですが、目標に向かって真っすぐ突き進むという点については、私も同じような気持ちがありますね。それに蘭子は友達のことを考えたり、仲間思いだったりする、かっこいい女性でもあります。演じていて憧れの気持ちも抱きました。

――「鞍馬蘭子篇」では恩人でもある友人の名美の弟が関西の暴力団・浪速会を相手に借金をつくったことを知り、組に乗り込む蘭子。ご自身と「かけ離れている」蘭子を演じる際、カメラが回っている“オン”と“オフ”の切り替えはできましたか。

白石: 映画もそうだったんですが、dTVドラマでも普段、着ないような派手で蘭子っぽい色味の強い衣装を着ると、気持ち的にも背筋が伸びる感じがしました。だから“着替えると蘭子になれる”という気持ちを役に持って行っていましたね。

難しくも、学ぶ箇所もいっぱいあった“役”

――賭場で、浪速会の組長とブラックジャックで対決するシーンでは言動がより激しくなります。

白石: 普段、まったくしない言葉遣いでしたね。実際に戦っているときも私では考えつかない作戦を、蘭子はまっすぐな目で実行に移します。
ここまで振り切った役を演じたことは無かったので、今回はお芝居の楽しさを改めて知ることができました。難しくもある一方、学ぶ箇所もいっぱいありました。蘭子を演じることで、すごくいい時間を貰えたと振り返って思います。

――映画「嘘喰い」の中田秀夫監督がドラマも監修。映画の「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」でも中田監督とご一緒されていますが、改めて印象はいかがでしたか。

白石: 本当にしっかり、お芝居に対してアドバイスをくれます。分からない所があっても色々提示していただける。中田監督とは2回目ということもあり、積極的にお話を聞きに行けました。この点も、楽しく演じられた要因ですね。

「失敗が自身を強くする」

――話はがらっと変わりますが、映画もドラマもバレンタインデー近くの2月11日に公開・配信。バレンタインデーの思い出はありますか。

白石: 私は小さな時に熊のぬいぐるみなどの“熊グッズ”がすごく好きでした。だから、幼稚園の頃のバレンタインでは、くまの形をしたチョコを買って、幼馴染の男の子にあげましたね。バレンタインの思い出は、それくらいかな。
大人になってからは、自分のために美味しいチョコを買うイベントの日という位置づけに、バレンタインは変わりました。

――映画もドラマもギャンブルを軸に物語が構成されています。映画の試写会の時に、「これまでの人生で1番賭けだったと思うこと」として白石さんは「この業界(芸能界)に入ったこと」を挙げられていました。そして「高校生のときは保育の勉強をしていて、保育の道に行くか、音楽の道で迷って、(乃木坂46の)オーディションに合格したので頑張ってみようと思って、一歩を踏み出してみた」と話されました。白石さんと同世代の女性の中には「やりたいことが見つからない」「やりたいことはあるけど踏み出せない」という人も多い印象です。そんな人たちにアドバイスはありますか。

白石: やりたいことがあるなら勇気を出して、“一歩”を踏み出してみた方がいい。そうすると、見える世界がどんどん変わってくると思うので。迷っているくらいだったら挑戦することをオススメします。もちろん失敗してもいいし、失敗が逆に自身を強くすると考えています。どんどんトライをすることで、輝けるとも思いますね。

無理をしないのは大事なことですが、「変わりたい」という気持ちがあるなら、色んなものに触れて、様々なことを吸収していく――。そして“ちょっとずつ”から始めたり、調べたりして、行動に移す。すると興味のあることに貪欲になり、何かを掴むことができると思いますね。

――最後にドラマの見どころを教えてください。
白石: 映画には描かれていない蘭子の過去や生い立ち、仲間などとの関わり方の背景が分かるドラマ。蘭子のかっこよく、美しい姿はもちろん、アクションシーンも迫力があって見どころですね。終盤になるにつれて、スピード感も増していきますので、その辺りも楽しんでもらえれば嬉しいです。

白石麻衣さん、今は仕事を充実させる時期「結婚は30代のどこかが理想かな」

●白石麻衣(しらいし・まい)さんのプロフィール

1992年群馬県生まれ。2011年、乃木坂46の1期生オーディションに合格し、中心的メンバーとして活動。20年10月に卒業し現在は女優・モデルとして活躍。主な出演作に映画「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」、ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」(日テレ系)、「漂着者」(テレ朝系)などがある。YouTubeチャンネル「my channel」も20年8月に開設。

●ヘアメイク:PON
●スタイリスト:山本隆司(style³)

■dTVオリジナルドラマ「嘘喰い -鞍馬蘭子篇/梶隆臣篇-」(配信中)

エピソード数:全4
配信開始日:211日(金)21:00           
原作:迫稔雄「嘘喰い」(集英社ヤングジャンプ コミックス刊) 
監修:中田秀夫 監督:佐伯竜一 脚本:大石哲也 音楽:佐藤和郎
出演:
【鞍馬蘭子篇】
白石麻衣、佐野勇斗、西村和彦、森崎ウィン、山本千尋、猪塚健太、木月あかり、佐藤友祐 村上弘明
【梶隆臣篇】
佐野勇斗、白石麻衣、忍成修吾、赤星昇一郎、工藤美桜、しゅはまはるみ、荒井レイラ、村上弘明
公式Twitter https://twitter.com/usogui_movie 

 

■映画「嘘喰い」(公開中)

出演:横浜流星、佐野勇斗、白石麻衣、本郷奏多、森崎ウィン、櫻井海音、木村了、鶴見辰吾、村上弘明、三浦翔平
原作:迫稔雄「嘘喰い」(集英社ヤングジャンプ コミックス刊)
監督:中田秀夫
配給:ワーナー・ブラザース映画

©迫稔雄/集英社 ©2022映画「嘘喰い」製作委員会

ハイボールと阪神タイガースを愛するアラフォーおひとりさま。神戸で生まれ育ち、学生時代は高知、千葉、名古屋と国内を転々……。雑誌で週刊朝日とAERA、新聞では文化部と社会部などを経験し、現在telling,編集部。20年以上の1人暮らしを経て、そろそろ限界を感じています。
1989年東京生まれ、神奈川育ち。写真学校卒業後、出版社カメラマンとして勤務。現在フリーランス。

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