『かぢボディ』腸活レシピやセルフマッサージも。加治ひとみさんに聞く、腸活の魅力

アーティストでモデルの加治ひとみさん(33)は、健康的でしなやかな体と、それをつくるための「腸活」で注目されています。12月10日には、ボディメイクの秘訣などを紹介するフォトブック『かぢボディ。腸活こそ、最高の美容液』(光文社)を出します。腸活がもたらした体の変化や、フォトブックに込めたメッセージなどを、加治さんに聞きました。

おうち時間が増える時期、役に立つものを届けたかった

――『かぢボディ。腸活こそ、最高の美容液』は、どのような経緯で出版することになったのですか?

加治ひとみさん(以下、加治) :夢であり、一つの目標として、“本を出すこと”が、ずっとありました。これまで「本出さないの?」と言われることもありましたが、「何をテーマにしたらいいのか」とか「売れなかったらどうしよう」みたいな不安もあって。

そんななか、今年3月に、私の腸活についてテレビ番組で取り上げてもらったんです。私は9年近く“腸にいい習慣”を心がけてきたのですが、それがいわゆる「腸活」だったのだ――と、その時気づきました。これをきっかけに、私自身に興味を持ってもらえるようになり、メディアに出る機会も増えたんです。その流れで、出版のお話を頂いたのが春。自分らしいメッセージを込めながらも、「2020年を生きる人たちにとって一番、必要な情報ってなんだろう?」と考えて、つくりました。

――今年は家で過ごす時間が増え、体を自身でケアする意識が高まった人もたくさんいそうですよね。

加治 :冬は毎年、風邪やインフルエンザが流行りますよね。来春くらいを目指してつくる方向だったのですが、おうち時間が増えるときに、みなさんの役に立つものを届けたくて。このタイミングで出すことにしました。

「写真ばかりですか?」という質問をたまに頂くのですが、全然そんなことはありません。腸活に関することがぎっしり詰まっています。それも、おうち時間にできることばかり。

医師監修、日常でできるケアを詰め込んだ

――腸活を実践するためには、栄養学や医学などの専門知識も必要だと思います。どうやって勉強したのですか?

加治 :料理が好きなので、栄養については本を読んで勉強しました。あとは、内科・皮膚科医で腸活のスペシャリストである小林暁子先生のクリニックに通っていたので、そこで得た知識が大きいですね。暁子先生に監修して頂いた方法に、ちょっとアレンジを加えたマッサージ、とか。今回は、暁子先生との対談も付いているので、読み応えがあるんじゃないかな。

そもそも敏感肌で、暁子先生のもとには顔の赤みや炎症がひどくなったときに行ってたんです。それが、23歳くらいの時。先生の一番の得意分野が腸だったから、色々教えてもらうようになりました。

“腸にいい習慣”を始めたのが、ちょうどこの頃。腸がきれいになると、肌もきれいになることを実感しました。食べ物を意識することで免疫力がアップするし、冷え性が改善されれば、肌のくすみも改善される。「体はつながっているんだなぁ」と感じましたね。

――23歳の時に“腸にいいこと”を心がけるようになったんですね。どんなことから始めたのでしょうか。

加治 :寝起きに白湯を飲む習慣と、ピラティスを始めたのが最初でした。ピラティスって、内臓に近い筋肉を鍛えるので、腸にいい刺激を与えられるんです。それに、見た目も引き締まります。

食べる物への考えも、この頃から変わり始めました。食材の種類やバランスを考えたり、調味料や調理方法を意識して作るようになったり。腸をきれいにしたかったら、キノコや発酵食品がいいと言われていますよね。そういった知識を暁子先生はもちろん、ピラティスの先生方にも教えてもらい、実践しました。

――どのくらいで変化を感じましたか?

加治 :始めて1~2週間くらいで便秘は解消されました。もともと私は、体質的になりやすくて。便秘が解消されると老廃物が流れるのか、肌がきれいになって、以前からあった
“むくみ”も取れました。
これから腸活を始める人も、3か月くらい続ければ変化を感じるんじゃないかな。

――変わる実感があると、うれしいですよね。フォトブックには、実践すれば腸がきれいになるようなケアについても、載っているんですね。

加治 :初心者向けなので、みなさんが日常生活に取り入れやすい腸活の方法を紹介しています。オススメのお菓子なんかも。あとは、私の体の変化について時系列で追えるようにしています。効果がわからないと、頑張る気がなくなっちゃうと思うので「このくらいやれば、変わるんだ」って、見ながら楽しんでやってもらえるようにしました。

食事は制限するものではなく、管理するもの

――美容を意識すると、食事も制限されるイメージがありますが、ジャンクフードを食べたくなっちゃうことは?

加治 :フライドポテトとかピザとか、全然好きですよ。でも、2ケ月に1回くらいしか食べたくならないかな。腸活していると、脂質や糖質が多いものとかを、体があまり欲しなくなるんですよね。たまに食べたくなったときは、体が欲しているのだと思って、夜中でも食べちゃいます。

――我慢している感じとは違うんですね。

加治 :食事は制限するものじゃなくて、管理するものっていう感覚なんです。制限するとストレスになるので、自分の食べたいものの中から、体が喜ぶものを選んでいく。
ジャンクフードにしても、「管理していたら、そういう体になっていた」という感じ。日本人の体って本来、脂っこいものをそんなに必要としていないと言われていますよね。日々の食生活を管理していれば「適度に欲しい」ってくらいになるので、そのときは制限せずに食べちゃいます。

修正しない“ありのまま”で勝負

――引き締まった体の写真も、見どころですよね。

加治 :ボディの写真は、私が一番撮ってほしいと思っていたカメラマン・中村和孝さんにお願いしました。MAQUIAで私のボディ企画をやって頂いたときに、撮ってくれたカメラマンさんで。女性にとっても、男性にも、ドキドキ、キュンキュンしてもらえるような、素敵な世界観。しかも、写真の修正はなくて、ボディラインも、お肌も、お尻の質感なんかも、本当そのままなんです。

――なぜ、修正しなかったんですか?

加治 :自分の魅力が半減してしまうかな、と。例えば、私の唇ってフニってなっていて独特な形なんですけど、修正すると噓っぽく見えるという意見もあって。肌もレタッチしすぎると、マットな質感になるじゃないですか。個人的な好みですけど修正すると、その人が持つ雰囲気が消えちゃう気がするんです。ありのままの表情って、毛穴とか産毛とか、笑ったときのシワとかも含めて生かすことだと思うから。

“人間味”っていうのを大事にしたいんですよね。生き様って外見ににじみ出るから、それを伝えたいと考えています。だから、今回のフォトブックに載せたのは、ほとんどそのまま。いい意味で生っぽくて、雰囲気がある。サイズも、A4判と大きめなので、リアルな質感を楽しんでもらえると思います。

――フォトブックを手に取る人に、どんなことを伝えたいですか?

加治 :セルフケアって自分を好きになるために、すごく大切です。腸活すると、肌がきれいになってむくみがとれて、それだけで毎日が楽しく過ごせるようになる。だから、自らのケアをまず楽しんで、自分を好きになってほしい。料理やマッサージ、ルーティーン・・・すべてにその思いを詰め込んでいるので、見てほしいですね。

あとは、私の人生観についてのインタビューも載っていて、これまでガムシャラに頑張ってきたことを、赤裸々に語っています。だから、男女問わず、悩んでいたり、迷っていたりする人が手に取って、何かのきっかけにしてくれたらうれしいです。

●加治ひとみさんのプロフィール
東京都出身。2016年、ミニアルバム『ルール違反』で歌手デビュー。今年3月、バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日テレ系)で“腸活”が取り上げられ、話題に。現在は『CLASSY』(光文社)や『VOCE』(講談社)などの女性誌で活動している。

『かぢボディ。腸活こそ、最高の美容液』

価格:1,700円(税抜き)
発行:光文社
発売日:12月10日

1989年、東京生まれ。不登校・高校中退から高卒認定を取得し大学へ。新聞の記者・編集者を経て、2020年3月からtelling,編集部。好きなものは花、猫、美容、散歩、ランニング、料理。
写真家。1982年東京生まれ。東京造形大学卒業後、新聞社などでのアシスタントを経て2009年よりフリーランス。 コマーシャルフォトグラファーとしての仕事のかたわら、都市を主題とした写真作品の制作を続けている。