「私の家政夫ナギサさん」8話。多部未華子「私達、結婚しませんか?」ナギサさんの手にドキリ。今夜最終回

働く女性たちから共感の声続々の「私の家政夫ナギサさん」。仕事はできるのに家事と恋は不器用な相原メイ(多部未華子)がひょんなことから、おじさん家政夫ナギサさんを雇うことに。ナギザさんが来るのも今日で最後。メイは誰と結婚することになるのか……気になる最終回直前の8話を振り返ります。

メイの勢いプロポーズ

「じゃあ私達、結婚しませんか?」
メイ(多部未華子)がそう言った相手は、ナギサさん(大森南朋)だった。
ナギサさんから、来られるのは今日が最後になると告げられたメイは盛大に取り乱す。家事のことばかりと口にしながらも、最終回ばりの回想シーンで、何よりも「会えなくなるのが嫌」がちゃんと見えた。
「付き合ってください」でも、「結婚を前提に」でもなく、すっ飛ばして「結婚しませんか」がメイらしい。「好きな人に気持ちを伝えるのって、大人になってもすごく勇気がいることなんだよ」という薫(高橋メアリージュン)のセリフを裏切る『勢い』で乗り切った感じ。
ナギサさんは、メイの理想の結婚相手、「今の生活を1ミリも変えなくていい人」に限りなく近い。むしろ、いなくなったら生活が変わってしまう人だ。メイが本当に向き合うべきはナギサさんだった。
肥後先生(宮尾俊太郎)のプロポーズは4話越しにようやく断った。田所(瀬戸康史)の告白にも向き合っているが、こちらはどうするのか。そして、一番気になるのはやはりナギサさんの答えだ。

ナギサさんの手にドキリ

ナギサさんダイジェストは癒し効果抜群。いつも以上にナギサさんの表情が細かく映され、ナギサさんへの感情移入度も高まった。
唯(趣里)とのまんざらでもない絡みやメイとのバケツの取り合いはおじさんを感じさせないかわいさ。田所と薫の「おじさん」呼びへの反応の変化も楽しい。ちゃんとおじさんに見える時もあるし、とてつもなくかわいく見える時もあるのがすごい。
いつも料理や掃除をしてくれている手。メイの手を握った時、その大きさに改めて男性を感じた。今までかわいい、それこそお母さんのように見てきたが、あの手にはドキリとした。

ついに開かれた田所部屋

田所「俺はただ相原さんと一緒にいたいんです。」
いい雰囲気から一転、ついに田所の部屋の扉が開かれた。
メイ「懐かし〜。見事なまでの既視感。まるで自分を見てるみたい」
ナギサさんに出会う前のメイの部屋そっくりだった。不器用で、余裕なふりしてるけど、いっぱいいっぱい。いつも一番じゃないと誰にも認めてもらえないような気がする。メイと田所は本当に似たもの同士だった。だからこそ田所は、メイにはナギサさんが必要だとすぐにわかってしまう。ただ、予告では田所も引き下がらない様子。田所の弱い部分も知ったかからこそ、応援しないわけにいかない。

今夜ついに最終回。寂しいが、まだまだ楽しみは残っている。

イラスト、イラストレビュー、ときどき粘土をつくる人。京都府出身。
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