女子アナの立ち位置。

古谷有美の「カバンの中身」。タブレットやメモ帳、コスメの使い道は?

ミレニアル世代ど真ん中のTBSアナウンサー・古谷有美さんによる、テレビとは一味違う本音トーク。今回は古谷さんのカバンの中身をお話します。

●女子アナの立ち位置。

<手洗いうがいさんからのご質問>
バッグの中身がずっと気になります!
社会人10年目の方が何を意識し、どの様なことを思っているのか、持ち物を通して解説…など興味があります。

手洗いうがいさん、ご質問ありがとうございます。
「バッグの中身」企画、女性誌などでよく見ますよね。私なんかのバッグの中身でいいのでしたら……回答させていただきます!

「クリエイティブ」に使うiPad

けっこう古い機種のiPadです。革製ケースには、アルファベットで名前を刻印しています。
主な用途はイラストを描くことなので、ケースの横にはApple Pencilも欠かせません。

ちょっとした空き時間には、配信サービスでドラマや映画を観ることもあります。あとは、旅やインテリアの雑誌を眺めたり、イラストにしたいアイディアをメモしたり……。

「仕事には使わないの?」と思われたでしょうか。そうなんです、あまり使いません(笑)。
というのも、スタジオに持ち込む台本は紙。アナウンサーには「手カンペ」と呼ばれる、手のひらサイズの原稿が用意されることも少なくありません。なので、タブレットやスマホで番組の台本を確認することって、ほとんどないんです。

身体と心を支えてくれるアイテムたち

透明なビニール素材のポーチに入っているのは、まず「リップ」です。
唇が荒れやすいので、あまり冒険はせず、限られたブランドのものをリピートしています。

じつはいま、新型コロナウイルス感染対策のため、メイク室でのコスメの使いまわしはNG。メイクさんが私物のリップをいろんな出演者に塗る……ということがなくなりました。なので、衣装に合わせて選べるよう、近ごろは私物のオレンジ系とボルドー系を1本ずつ持ち歩いています。

もうひとつ欠かせないのが、リップとネイルをケアするバーム。ずっと使い続けているukaの「uka lip & nail balm pillow talk」です。どんなにきれいにメイクをしていただいても、手元にカメラが寄ったとき、爪のまわりが荒れていたりすると悲しくなってしまう……。そんなことがないように、本番前にはいつもこのバームを手元にすりこんでいます。

塗ったあと、鼻の近くに手を持ってきて大きく深呼吸をするのも、大切なルーティーン。大好きな香りで頭をクリアにして、本番に臨むんです。

最低限の収録は続いているので、喉が乾燥しないようにお水も必須。処分しやすくてごみが出ない、ラベルレスのペットボトルがお気に入りです。でも、最近はずっとマスクをしているから、いつもより口元が潤っているように感じます。

アナログのメモ帳も欠かせません

この数か月は、分厚いメモ帳もカバンに入っています。自粛で毎日自炊をするようになったので、気に入ったレシピを書き留めるために、持ち歩きはじめました。……そう、これまた仕事ではないのですが(笑)。

でも、好きなレシピを記録するのは、なかなか楽しいし便利です。おいしかったお料理でも、次につくろうとしたときに「あれ、どのレシピだったっけ?」ってなること、ありませんか? それに思いつきのアレンジが加わっていたら、もう二度と再現できなかったりして……。
でも、材料と分量と手順をざっくりメモしておけば、またその味に出会えます。自分だけがわかればいいから、殴り書きでかまいません。いまは、15レシピほど貯まっています。

お料理をしながらキッチンで見るには、やっぱりアナログのほうが便利なんですよね。このメモ帳も、古い料理本のように使い込んでいきたいなぁ。開きグセや油はねがたくさんついたレシピブックは、じっくり手をかけた証になりそうです。

自分の「いまのライフスタイル」に合うバッグを

あとは小さいお財布と充血防止の目薬、ボールペン、充電器……くらいでしょうか。

カバンは、シンプルなつくりのものが好き。ハイブランドの豪華なバッグも素敵だけれど、自分のライフスタイルに合っていて、ちょうどよく使いこなせるほうが大事です。

台本やメイク道具などで荷物が多いときは、ばふっとした布バッグが役立ちます。こまごましたものはポーチにまとめているから、仕切りやポケットがなくても困りません。最近だと、会社帰りにそのままスーパーに寄って、買い出した食材を入れて帰ることも増えました。これなら、ビニール袋どころかエコバッグも要らないんです。

プライベートでちょっとお買い物をしたり、ごはんを食べに行ったりするときには、ミニバッグを持つのが好き。「それ、何入るんですか?」と尋ねられるくらい小さな、おもちゃみたいなバッグに、ミニ財布とリップと携帯だけ入れて出かけます。

いまはカバンもその中身も、気持ちが「生活」「実用」のほうに向いているのかもしれませんね。でもまた自由に外に出られる日が来たら、そのときはとっても小さいバッグで、もしくは好きなものを詰め込んだ布のカバンで、遠くまでお出かけしたいなって思います。

古谷有美へのご質問、募集しています

引き続き、私へのご質問を募集しております。
この記事の下にある「コメント欄」にて受け付け中です
アナウンサーというお仕事のこと、わたし個人のこと、他愛ない質問まで、どんどんお寄せくださいませ。

1988年3月23日生まれ。北海道出身。上智大学卒業後、2011年にTBSテレビ入社。報道や情報など多岐にわたる番組に出演中。特技は絵を描くことと、子どもと仲良くなること。両親の遺伝子からかビールとファッションをこよなく愛す。みんみん画伯として、イラストレーターとしての活動も行う。
ライター・編集者 1987年の早生まれ。雑誌『走るひと』副編集長など。パーソナルなインタビューが得意。紙やWeb、媒体やクライアントワークを問わず、取材記事やコピーを執筆しています。趣味はバカンス。好きなバンドはBUMP OF CHICKENです。
フォトグラファー。北海道中標津出身。自身の作品を制作しながら映画スチール、雑誌、書籍、ブランドルックブック、オウンドメディア、広告など幅広く活動中。

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