令和初のバレンタインデー考察。感謝チョコ、健康チョコ……2020年の傾向と対策をまとめてみた

令和初のバレンタインデーまであと少し。今どきバレンタインデーに片思いの彼に想いを伝えるなんて古すぎる!という声もありそうですが、バレンタインデーは大切な人に想いを伝えるチャンスの日でもあります。2020年のバレンタインデー予測についてまとめてみました。
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今年もバレンタインがやってきます。
彼やパートナー、気になるあの人に何を贈ろうか楽しみにしている人、自分へのごほうび、父親や女友だちへの"友チョコ"を買う人、そのスタイルもさまざまです。
「しょせんバレンタインは職場の男性に義理チョコを渡すだけのイベント。出費が重なるし、ちょっぴり憂鬱」なんていう声もありますが、年に一度のイベント、せっかくなら楽しく迎えたいですよね。明治が首都圏・中京圏・関西圏の15~74歳の男女2,000人を対象におこなった「バレンタインに関する意識と実態調査」の結果をもとに、今年のバレンタインについて考えてみました。

予測1:さらば義理チョコ!新時代の定番は?

職場の男性や男友達に渡す"義理チョコ"。周りの男性たちに渡すのは当たり前、という空気もまだあるようです。もらった男性側にも、義理とはいえお返しを用意しなければいけないというプレッシャーがあり、楽しみな反面、ちょっと面倒だなと感じる人もいるかもしれません。

元号が令和に変わり、2020年はこの「バレンタイン義理チョコ問題」に一筋の光が。前述の調査によると、今年職場の人に「おつきあいとして」「年中行事として」などの理由で義理チョコを渡す人は、1割台にとどまりそうです。対照的に「日頃の感謝の気持ちを伝えるため」(28.2%)、「コミュニケーションをよくするため」(26.2%)と答えた人があわせて半数以上を占めています。

つまり、義理ではなく「感謝の気持ち」をこめたチョコレートが支持されてきているのです。日本には、父の日や母の日など、贈り物で感謝の気持ちを伝える習慣がありますが、バレンタインデーもその仲間入りを果たす日が近いのかもしれません。

「ザ・義理」はきっぱりやめて、あげたい人にだけに感謝の気持ちを伝えて渡してみては?あげる人ももらう人も幸せな気分になれそうです。
もちろんその中に本命チョコを忍ばせるのもアリだと思いますよ!

予測2:いつもより少しリッチに。気になるチョコ選び

肝心のチョコレートですが、みなさんは毎年どのように選んでいますか?
デパ地下ではさまざまな種類のチョコレートが売られていて、どのお店のどのチョコレートにすればいいか迷ってしまいます。昨年から注目され始めた「ルビーチョコレート」は今年も間違いなくイチ押し。ルビーチョコレートとは、ダーク・ミルク・ホワイトのこれまでの3種類のチョコレートに加えて、近年開発された第4の新種チョコです。
着色料ではない天然のピンク色と、甘酸っぱいフルーティーな味わいが特徴で、お値段も少し高めです。

前出の調査によれば、2020年のバレンタインにかける予算は平均4,923円。平成最後の2019年(4,702円)と比べると211円も増額されていることがわかりました。
予算増額の理由を探ると、大幅に増えているのが「職場関係」で889円から1,773円とほぼ倍増しています。職場チョコが増額した理由は、感謝の気持ちの表れか、倍返しの期待か、その真相はわかりませんが感謝の気持ちが価格にも反映されたリッチなチョコを渡す人が増えそうです。

予測3:今年のバレンタインデーは金曜。みんなで#チョコパなう!

2020年のバレンタインデーは金曜日。多くの人にとって休日前夜となるこの日にをどのように過ごしたいか聞いたところ、男女ともに3人に1人が「自宅や誰かの家でチョコレートパーティーをしたい」(男性38.5%、女性35.8%)と答えています。年代別にみると10代、20代が多い一方で、30代女性も43.2%と金曜のバレンタインデーはチョコパを楽しみたいと思っていることがわかります。消費税増税による中食志向も”おうちでチョコパ”に拍車をかけているのかもしれません。
2020年のバレンタインデーは「#チョコパなう」がSNSをざわつかせそうです。

予測4:「低GI」、「美肌」など相手にあわせた令和式健康チョコ

今年は味や見た目だけでなく、健康面に配慮したチョコレートを選ぶ人も増えそうです。アンケートによると、チョコをあげる予定がある人のうち、半数(54%)が健康に良さそうなチョコを選びたいと考えているといいます。
最近では、カカオポリフェノールが豊富に含まれている高カカオチョコレートをよく目にするようになりました。チョコレートはもはや健康食材。美容意識の高い女性はカカオポリフェノールのアンチエイジング効果から、サプリのようにチョコを食べている人もいるのだとか。
チョコをあげる予定の女性に、相手別にどんな機能の健康チョコを選びたいか聞くと、自分のためのご褒美チョコには「美肌によさそうなチョコ(54.6%)、夫へは「糖質の吸収がゆるやかなチョコ(低GI食品)」(32.4%)、恋人へは「脂肪の分解の働きのあるチョコ」(25.1%)、父親へは「糖質の吸収がゆるやかなチョコ(低GI食品)」(34.8%)、女友達へは「美肌によさそうなチョコ(64.7%)が1位に選ばれました。
相手のことを思いやり、相手に合ったチョコを選ぶのが令和式といえそうです。

今年のバレンタインデー、あなたは誰にどんなチョコレートを贈りますか?みなさんにとって、感謝の気持ちを伝える素敵な1日となりますように。

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