【ナリ心理学ナリくん】「占い」とは何か? by ナリくん
●意識、どんどん下げてこう。by ナリくん34
「占い」とは何か?
僕は昔から占いを信じられなかった。
だからといってそこまで強い意志でもって「僕は占いを信じない」とか思っていたわけではなく、目覚ましテレビ(わが家はズームインではなく目覚ましテレビ一択)の7時58分の占いで魚座が最下位でも、くそー!とは思うが、家を出る頃には100%覚えてない。もし1位だったら、学校行って友達に自慢するだけだ(え?学校?)。
おみくじにも興味がない。と言いつつ、神社やお寺に行ったら100%やるんだけど(笑)。おみくじ引いてパッと見て一緒に行った人と笑うのが目的であって、内容なんて気にしてない。「待ち人来ず」とかで「来なくてもいいけどLINEしてよ!スマホのバッテリー切れたんかよ!マジウケル!」とかって言いたいだけ。だから、大凶なんか出たらめっちゃ盛り上がるよね。
タロットカードの占いをテレビで観た時の衝撃は、今も忘れられない。星座占いも、おみくじも、手相占いでも、最低限の「自分が関連している」生まれた日だったり、自分で引いていたり、自分の手のシワなんだからまだ納得がいくのだけど。
テレビで観たそのタロットカード占い(の中の何かの種類かもしれないが)の場合は、占い師さんがカードを混ぜて、占い師さんが引いて、占い師さんが喋ってるのを観て、衝撃を受けたんだ。えーー!こっち全然関係ないんかい!と。例えばお寺で、100円払ったら巫女さんが「はいこれ!おみくじ」ってもう手渡されちゃう感じよね。すごい、おれの想像を超えるわ!と思った。
それなのに「当たる!」ってすごいわ!占いってより、霊的な何かがあるのかもしれない。
世の中なぜこんなに占いが流行ってるのか
これがとても疑問だった。
そんなとき、奥さんがたまたまどこかで占いをして帰ってきた日があった。何占いだったのかは覚えてないが、占い師さんにこう言われたらしい。
「あなたの旦那さんはダイヤモンドで、磨けば磨くほど光る人です。そして磨くために自分から困難に立ち向かって行く人です」
めっちゃ当たってるやん!びっくりした。確か僕の生年月日くらいしか伝えなかったらしいが、すごい当たってると思った。
でも、そのあとよく考えてみて気づいたのは、「当たってる」かどうかより、言われて嬉しい言葉だっただけだったんじゃないの?ってこと(笑)。
特にナリ心理学では「人はみんなダイヤモンドですよ」っていうことを話している。たまたまそれと被ったのが嬉しかっただけなんじゃないかと。
そのあと、また考えた。
そもそも僕は占いって「当てるもの」だとずっと思っていたけれど、占いを好きな人に聞けば聞くほど、「占いは、それを聞いて本人がどうするかだから」みたいなことを言うんである。
だから、そもそも占いって当てるとか当てないとか、そういう予知的なものではないんだね。そこを思いっきり勘違いしていました。占いって当てるものだと思ってた(そう思ってる人もいるよね?)。
でも、占いって、言われて嬉しい言葉を受け取って喜ぶことが本質なんじゃないかと思ったんです。それって僕がおみくじでやってたことと同じなんじゃないかと。
笑って受け取る。笑って、喜ぶ。
それ以来、占いってすごく面白いな!と感じるようになった。占いが流行ってることに、すごく納得したのだった。
続きの記事<「気にしなくていい」んだなんて、わかってる by ナリくん>はこちら
あなたのそのお悩み、ナリくんに相談してみませんか? telling,までお悩みをお寄せください。https://telling.asahi.com/request