【ナリ心理学ナリくん】最高の人生戦略「クズ人間」by ナリくん
●意識、どんどん下げてこう。by ナリくん33
最近、改めて思うのは、「嘘」ってほんとにダメなんだな!ということだ。ダメとはどういうことかというと、嘘をつくことの代償が年々ますます大きくなっていってるように感じるし、ひとつの嘘がほぼ致命傷になるだけのパワーを持っていると思う。
なんでもいいけどたとえば、やったのに「やってない」と言い張って、詳しく調べられた結果「やってた」とバレたときのダメージは、計り知れない。バレないように細工したり、バレない方に賭けたりする労力と天秤にかけられないくらい、バレたときのダメージはデカい。
たとえば「浮気」や「不倫」だ。
浮気や不倫の問題点って、他の人を好きになることでも、浮気や不倫という不貞行為をしたことでもなく「パートナーに嘘をついたこと」だと僕は思っている。
なので、浮気や不倫について、それがバレたときのダメージを減らす方法は、
「私浮気しちゃうかもね~」「俺、不倫しちゃうかも~」
と事前に匂わせておくことだ。
ちなみにこれは、パートナーと出会う前から言っておく必要がある。もし、今パートナーがいない状態で、誰か世の中で不倫や浮気をした人に対して否定的な発言をしていると、それ(否定されること)は必ず自分に返ってくる。ブーメランだ。
ただ、「不倫しちゃうかも~~」と実際に言う必要なんてなくて、大切なのは不倫や浮気の話題だったり、それ以外の件についても「否定的な発言をしない」ということだ。
芸能界を見ていても、不倫しても好感度が落ちない人と、好感度が落ちる人の差は「その人がもともと浮気や不倫をしそうだったか?」によるところが大きいように思う。不倫しそうな人が不倫していたとて、世間の反応は「うん。妥当。やりそうだったし」である。
一方、しなさそうな人がしてたら「え?まじ、ダメじゃん」である。好感度だだ下がりである。同じことしてるのに、後者のほうがめっちゃ損だ。
話を変えて、たとえば道端で老人が重そうな荷物をがんばって持って歩いてるとしよう。優しそうなサラリーマンがその荷物を持ってあげたとしよう。
「優しいな!素晴らしい」と思うよね。
では、もし、金髪で、タトゥー入っててもう明らかにヤンキーだわ!って人が老人の重そうな荷物を持ってあげたとしよう。「優しいな!素晴らしい!」という感情以上に「え!見かけによらず優しいやん!見直した!」と付加価値が乗るよね。
不倫や浮気の話と同じで、それが良いことだろうと良くないことだろうと、しそうな人がしてるより、しなさそうな人がするとより大きな印象を与える。これってめっちゃ人生に使えるな!と思ったんです。
つまり、人生はハードルを下げれば下げるほど得するのだ。
もし、あなたが今後の人生で何か「失敗しそう」「間違えそう」なら、そのダメージを最小化するためには、「しそうな人」になるのがいい。
例えば、「時間にいつも遅れる人」になれば、時間に遅れたときは「まぁ、そうだよね」となるし、遅れなかったら、「すごいじゃん!」と評価が上がる。
なにこれ最強の戦略じゃないか!
で、実際に普段から時間に遅れるキャラを演じる必要はない。「私、時間にルーズなんだよねー」と言っておけばいい。
ただ、「時間にルーズなんだよねー」といちいち言っておくのはめんどくさいと思うので、まとめて「私クズ人間だよー」と言っておけばいい。これで、オールインワンでカバーできる。
最悪なのが、「私はできる人です!」「私はやれます!」とアピールしておくことだ。
これだと、実際にできても驚きはないし、できなかったら落胆は激しい。なんのメリットもない。完全に損してる。その上、今の社会は異常なほど嘘に厳しいので、できる!と言ってできなかった場合の評価の下がり具合はリーマンショックを遥かにしのぐ。
これからの時代の人生戦略は「クズ人間」になることだと思ってる。実際になる必要はない。クズ人間だと言い張っていればいい。ハードルを下げれば下げるほど得するのだ。
そして、最後にもう一つ、社会が嘘に対してどんどん厳しくなっている一方で、「素直にしゃべる人」に対する評価はうなぎのぼりに感じる。特に、自分の中の「ダメなところ」をさらけ出している人ほど信用されるのだ。まだまだ、ちゃんとした人・できる人になりたい人はたくさんいるので、自分のダメさ加減をさらけ出してる勇気も評価される。
「ハードルを下げる」
「素直に喋る」
「ダメなところをさらけ出す」
これがこれからの時代の人生戦略だと思う。
実際、僕が運営しているナリ心理学ブログも、僕の性格の悪さクズさをさらけ出すようにしてからアクセス数が伸び始めた。やっぱり、こーゆーのが、求められてるんだと感じる。
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