日帰りで北欧に？埼玉のムーミン谷は想像以上に遊べるスポット

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そもそも飯能ってどこ？

ムーミンバレーパークがあるのは、埼玉県飯能市。読み方は「はんのう」です。それってどこよ……という人のほうが大半かも？飯能は埼玉の西側、秩父の手前ぐらいにあります。電車だと西武池袋線で所沢の先。池袋からなら特急が出ていて、飯能駅まで40分ぐらいです。車だと圏央道の狭山日高ICが最寄り。都内からだとちょっとした小旅行気分が味わえる距離です。

ムーミンの物語の世界へ

ムーミンバレーパークは、宮沢湖という湖のまわりにつくられています。無料ゾーンの「メッツァビレッジ」の中を歩いてエントランスへ。大きな絵本のオブジェがあり、ムーミンの物語の中に入るような気分にさせてくれます。

ムーミンバレーパークは入場料1,500円。レストランやショップもあり、別料金を払って楽しむアトラクションもあります。「エンマの劇場」では1日3回、キャラクターたちのショーも開催。ムーミン谷の仲間たちが近くまで来てくれます。スナフキンがイケメン……！ちなみに、スナフキンは3人いてTwitter上でムーミンバレーパークのスナフキン、略して「#バレスナ」のハッシュタグで写真をアップしている人がいっぱい。ネットでは「クールさん」「キュートさん」「マイルドさん」と呼びわけられているようです

ショーはなかなかシュールな内容ですが、これぞムーミン、という感じ。キャラクターの声を花澤香菜さんや櫻井孝宏さんなど、人気声優が務めているのもファンにとっては注目ポイントのようです。

広い園内をお散歩気分で

「コケムス」という施設内には、ムーミンの絵本の世界に入り込めるような展示があります。「コケムス」とは、フィンランド語で「体験」を意味する言葉だそう。こちらは追加料金なし。ニョロニョロを生やしたり、物語に出てくる怪物・モランに花を咲かせてあげたりと、体感しながら楽しめるものがいっぱい。一部展示を除いて撮影は自由。撮った写真はインスタやTwitterにどんどんアップしてOKなんだそうです。

個人的に感激したのは、ムーミン谷のジオラマ。小さなスペースにムーミンたちの世界観がギュッと再現されています。近くに寄ってじっくり見て、写真を撮って拡大して……と、ずっと見ていたくなってしまいます。

ムーミンのテーマパーク、と言っても雰囲気はどちらかというと公園のよう。湖の自然を活かしたつくりが特徴的です。小高い丘「おさびし山」の上にある「ヘムレンさんの遊園地」は、子どもが遊べるアスレチック。もちろん大人も楽しめますが、少し譲ってあげたほうがいいかもしれません（笑）。ブランコもあり、空いていたので私は何年ぶり？というぐらいの久々感でブランコを漕いでしまいました……。

別料金になりますが、湖の上を滑空できる「飛行おにのジップラインアドベンチャー」もあります。アトラクションは人気、かつ今のところは事前予約ができないので、確実に体験したい人はオープンと同時に行ってチケットを確保するのがよさそうです。有料のアトラクションはジップラインのほか、ムーミン一家の暮らす家を忠実に再現した「ムーミン屋敷」、若き日のムーミンパパと冒険に出かける「海のオーケストラ号」、ミイのいたずらの世界が映し出されるシアター「リトルミイのプレイスポット」があります。

絶品パンケーキは必食

ムーミンバレーパークの入り口にあるパンケーキレストランは、甘い物好きなら見逃せません。フォトジェニック、かつ美味しくてボリュームのあるパンケーキが食べられる至福の時間が過ごせます。

他にも、「コケムス」内にも「ムーミン谷の食堂」があります。休日はパーク内の食堂は混雑必至……なので、パークから出て無料ゾーンの「メッツァビレッジ」のお店を利用するという方法もあります。入り口で再入場スタンプを押してもらえば何度でも再入場が可能です。

メッツァビレッジ側には、デンマークの伝統料理であるオープンサンド「スモーブロー」のお店「LAGOM」や塩ラーメンで有名な「AFURI（阿夫利）」、ハンバーグ専門店「ハンバーグの時間」、フィンランドのコーヒーチェーン「ロバーツコーヒー」などもあります。

全体的にスペースが広く取られていて、のんびりと過ごせる空間。ペット同伴もOKなので、犬と一緒にでかけたい……と思っている人にもおすすめです。パークのチケットと駐車場は事前予約ができるので、行くと決めたら予約していくのがベターです。思い立ってぷらりと「北欧」への小旅行に行ってみては？

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