Julia_Sudnitskaya/iStock/Getty Images Plus

新生活疲れに効く、憧れのあの人の言葉。悩み、迷って踏み出した一歩

やりたいことが見つからない。一歩が踏み出せない。年齢を重ねるのが怖い……。この春、新しいスタートに立ったり、人生の岐路に悩んだりしているtelling,読者に向けて、これまでのインタビューの中から“珠玉の言葉”をお届けします。活躍中の憧れの人たちにも、悩んだ日々がありました。新生活の緊張も少し緩み、疲れもあって気分が晴れない。そんな時に効く!

やめるのは簡単 やれるところまでやってみよう

長く続けていると「もう嫌だ」って思うこともたくさんあります。だけど、やめるのはいつでも簡単にできるし、その決断ひとつで、それまでのものが全て終わってしまう気がするんです。人生は1度なので、私は「やれるところまでやってみようかな」という気持ちでずっとやってきました。

――趣里さん

ついネガティブになるから、ポジティブを練習

私自身、ついついネガティブになったり、考えすぎたり、怖がりになってしまうところがあるので、昔からポジティブの練習をしているんです。それは「見る方向を変える」という作業なんですが。物事って一面じゃない、もちろん人も。だから、自分を生きづらいと思わせているものと違う角度から向き合って、観察してみるということをしています。

――新垣結衣さん

うまくいかないことを人のせいにしていた

僕は若い頃、「いい仕事が来ればいいな」「いい環境で、いい人たちと出会えたらいいな」という恥ずかしい考え方をしていました。でもそれは間違っていたんです。いい仕事がしたいなら、人に頼らず自分でいい人間関係を築いて、いい環境を作るべきであって、全て自分次第だった。うまくいかないことを人のせいにしていたと、30代前半で気づきました。

――市原隼人さん

少しでも興味があったら体に入れてみる

少しでも興味がある分野で知らないことは、時間をかけてでも一度体に入れてみるといいと思います。それは音楽でも美術でも何でもいいのですが、入れ続けていくうちに「自分はこれが好き」とか「こちらを優先する分、他のことはちょっとスローにしていこう」と、自分の中でどんどん精査されていくと思います。それが30代、40代になった時に、意外なところで活かされることもあると思います。

――井浦新さん

楽しんで生きていいし、苦しいと思うならやめていい

楽しんで生きていいし、苦しいと思うならやめていい。本当はそれだけのはずなんだけど「私はちゃんとしている」と思うと、なかなか「苦しいからやめまーす」って言えなくなるんですよね……。「私はちゃんとしていないです」ってプレートをつくって、首から下げて歩くとか。ダメか(笑)。でも、自分で「私は楽しんで生きていますし、失敗することもあります」って空気をつくるのは大事だと思います。

――門脇麦さん

僕は自分の気持ちが向く方にしかいかない

迷う時もありますが、僕は自分の気持ちが向く方にしかいかないです。色々な人の意見を聞くことを大事にして、それを理解した上で自分の気持ちがどっちに動くか。どちらかを選んだら何かがなくなる。人生ってそういう選択の連続だと思うんですけど、自分がストレスなく、行きたい方に進むようにしてきました。

――眞栄田郷敦さん

みんなの生き方が同じというほうが気持ち悪い

生まれも育ちも感性も、みんな違うのに、みんなの生き方が同じというほうが気持ち悪いですよね。「同じにしなくちゃ」と思うのも、何だかすごくおかしいことだと思う。みんながそれぞれ“自分の人生”を生きて、その違いが共鳴しあってひとつの世界をつくっている、と考えたほうが楽しくないですか?

――上野樹里さん

「諦めていた幸せ」がたくさんあった

私も最近まで「諦めていた幸せ」がたくさんあったんですよ。小さなことで言うと、撮影現場にアクセサリーをつけたり、ネイルをしたりして行くことができなかった。女芸人が「女」を出したら毛嫌いされるんじゃないか。いじりにくいんじゃないか。誰かに言われたわけでもないのに、勝手にそう思い込んでいて。自分はメイクやネイルが本当はすごく好きなのに「女を捨てて芸人をやっていくのだから、“そっちの幸せ”を望んではいけない」と思っていました。

――誠子さん