telling, Diary ―私たちの心の中。

独身女子は台風の夜、どう過ごした?telling,編集部の場合

日本各地に大きな爪痕を残した台風19号。事前の注意喚起が大きかったことから、3連休は家に引きこもっていた人も多いのではないでしょうか。 外では経験したことのないほどの暴風雨。何かあったら誰に連絡しよう? ひとりで家にいるのは心細いし、やっぱり寂しい。telling,編集部の独身メンバーはどうやって過ごしたのかをふりかえってみました。

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パターン1:完璧な準備を女一人でやり遂げる

ライターのAさんは、台風が来る前の金曜にあった編集会議の後、東急ハンズに向かったそう。彼女が買ったものとは……?

台風の3日前から、10カ所以上お店を回り、ラジオ、懐中電灯(頭に付ける用、手に持つ用)、予備の電池、ガスコンロ、ガスボンベ、食料・水、簡易トイレを準備しました。 あとは、前日に東急ハンズで自宅の窓に合うようにベニヤ板を用意してもらい、合計15枚の板を電車で1時間持って帰りました。(ちなみに、店員さんには「本当に1人で電車で持って帰るんですか?」と5回確認されました……)
ガムテープを使ってこんな感じ(下の写真)に養生完了。
その他、掃除や調理、ゴミ捨てなどを前日までに済ませました。

台風を前に、ベニヤ板とガムテープで万全の対策がなされたAさん宅の窓

完璧な準備に脱帽です。当日はどう過ごしたかも教えてもらいました。

ネットとテレビでひたすら情報収集しながら、参加しているオンラインサロンのメンバーと状況報告をしあっていました。また、家が川沿いで不安だったのですが、地域の情報を交換するLINEオープンチャットを見つけて即参加。川の水位や避難所の様子がわかって安心しました。

LINEのオープンチャットで地域の情報を収集できるなんて、知りませんでした。これは、地元のグループ探して入りたい!

地域のLINEオープンチャットは、FacebookやTwitterで募集を探してみると意外と見つかると思います。私はFacebookの地元の情報交換をするグループで見つけました。 翌日、どこの道路が危ないとか、どこの店は開いてるとかも情報収集できたし、プライバシーが気になる方は匿名で参加できるので、オススメです! 一人暮らしで不安も大きく、避難所へ行こうか一瞬迷いましたが、ニュースや情報を確認しながら結局家で過ごしました。

パターン2:シェアハウスに住んでると心強い

次はライターのBさん。

私はシェアハウスに住んでいるのですが、台風が直撃した当日は、普段はあまり話さないシェアメイトと、共用スペースのダイニングで「避難した方がいいんですかね?」「この場所は坂の上だし大丈夫じゃないですか?」「念のため、お風呂に水、溜めときましたよ!」などと会話しました。特段、仲がいいわけではないですが、誰かが近くにいるということだけで、かなり心強かったです。

家族がいなくても、シェアメイトがいると少しは気持ちが楽になりそう。普段は挨拶程度しかしない仲なのだそうですが、災害の時に助け合えるのは独り身としてはありがたいですね。

パターン3:心細い夜はネットを通して支えあう

編集・ライターのCさんは、ネットを活用した過ごし方をしたそう。

家が近い友人と「どちらかの家に合流する?」と相談しているうちに、雨は強くなり、川は危険水域に。家は川から離れた高台だし、3階なので、現状では家で待機していた方が安全と判断して、共通の知り合いも交えて独身女4人でテレビ電話で会話してました。

夕方から飲みながら会話して、一番台風が怖い時間になる前に寝てしまおうという算段でした。顔が見えて、声が聞こえるだけで、心細さはかなり解消しましたね。
もちろん、万一に備えて食料の備蓄や、冷蔵庫の整理(調理が必要な食材は惣菜に、米を炊き、停電時の保冷用の氷も準備)、避難場所の確認等、できる限りの準備をした上でのことですよ

物理的な距離があっても、ネットの力で心細さは解消できるんですね。テレビ電話トーク、平時でも寂しいときに使えそうです。

あなたは台風の時、どう過ごしましたか?

Twitterでは、「台風の時こそ家族のありがたみがわかる!結婚してよかった!」なんて声も見かけました。でも、今回話を聞いて、ひとり暮らしでも自分を守ってくれる繋がりを持って生きていくことは、今の時代、余裕でできるな…となんだか安心しました。

あなたは、台風の1日をどう過ごし、どんなことを思っていましたか?

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