探し物に時間を使う人は貯金が増えないって本当?!
●ミレニアル女子のための新しいお金との付き合い方101のルール〈42〉
ビジネスパーソンが探し物に使う時間はどれくらい?
こんにちは。億万長者の生方(うぶかた)です。
A子さん、探し物をするのに使う時間、もったいなくないですか? 1回30秒だったとしても10回で計5分。私だったら、その分早く帰宅してNetflixを見ながらプリンでも食べますけどね~。
ビジネスパーソンが探し物に使う時間は、年間150時間にものぼると言われています。月に20日出社する人であれば、1日当たり38分という計算になります。
探す時間を8分に縮めることができたら残業を30分短縮することができるので、早く帰宅することができますよ。たかが30分なんて馬鹿にしないでくださいね~! 年間で考えたら120時間。A子さんがハマっているNetflixのあのドラマが120回分見られるわけですから!
探し物をする時間を短縮する工夫
A子さん、そういえばこの間は取引先のBさんの名刺が見つからないと騒いでいましたよね。
デスクの上のペン立てにはインクが固まってしまったペンがささっているし、お気に入りのフリクションペンは机の端に転がっているし、引き出しの中にもカバンの中にもありますよね。
会社で取り扱う書類だって、いろいろため込んでいるみたいですが、必要な物は電子化して、いらないものはシュレッダーにかけたほうがいいんじゃないですか? 今はなんでも電子化できるから便利ですよ~。
名刺なら、名刺管理アプリの「Eight」、書類の電子化ならスマートフォンのカメラをスキャナーとして活用する「CamScanner」やiPhoneの「メモ」アプリなどを使うと、どちらもスッキリさせられますよ~。保存したデータをクラウドにあげておけば、外出先から探せるわけだし。
パソコン内のデータだって、名前の付け方や保管場所にルールを設けるだけで、探す手間が格段に減ります。最悪、正しい名前さえつけていれば検索でヒットさせることができるから、探す時間を格段に減らせるはずです。
「今日も残業。いやだなぁ~」なんていうまえに、探しものをする時間を減らす工夫をしてもるだけで、毎日の残業は削れるようになるのでは? それに物の管理ができるようになれば、お金の管理についても気付きが増えるので、自然と貯蓄体質になれるのですよ。
探し物が多い人は貯金が貯まらない理由とは?
A子さん、気づいてますか? 探し物が多い人は、なかなか貯金が増えないんですよ。
探し物をする人は、いつも物の管理がずさんになっているので、同じものを買い直すハメになります。まさに、机の上のペンがそうじゃないですか?
1本200円のフリクションペンも、5本買ったら1000円。ほかにも、リップやピアス、ファッションリングなど失くしてそのたびに買い直していたら、損失額はあっという間に数万円超え……!
それだけじゃないですよ。書類も、名刺も一緒です。必要な時に取り出せず、上司や取引先の人からの信頼を失い、せっかくの昇給のチャンスを逃しているかもしれませんよ。
これを改善するのには、不要な物を減らす。整理整頓をするしかありません。
今年も残り2カ月余り。今から大掃除を始めるつもりで不要な物を処分しながら、プチ断捨離してみてください。
●今回のまとめ
・日本のビジネスパーソンが探し物に使う時間は年間150時間(1日38分)
・スキマ時間を短縮する心がけなくして自分の自由時間を増やすことはできない
・探し物が多い人は余分な支出を増やすばかりか、昇級チャンスも逃す
お金持ちもA子さんも、1日に与えられた時間は同じ24時間。毎日30分効果的なことに時間を使うことができたら、1年後には今よりも素敵な女性になっていると思いませんか? 時間は有限ですから将来の自分のことを思って使ってくださいね~。
(次回に続く)