小学校教員 29歳

小学校教員「なりたいものにはなれたので、次は結婚して子どもを産んでみたい」

小学校教員 29歳 代々木公園のメキシコフェスティバルで、地元長野から上京中の妹さんと一緒に昼ご飯を食べていた彼女。彼女自身は大学時代から関東に上京し、今は都内で小学校教員をしているといいます。インタビューのお願いをすると「私に話せることあるかなぁ」と遠慮がちに、でも、快く引き受けてくれました。

「なりたいものがない」という小学生に夢を与えたい

もともと、勉強がすごく苦手だったんです。でも、中学の時に出会った先生がきっかけで変わることができて。その先生に憧れて、私のように勉強に悩む生徒が変わるきっかけになるような教師になりたいと思って、中学校の先生を目指しました。

そんな時、ボランティアで小学校の授業を手伝う機会があったんです。みんなで将来の夢を話す授業があって、その時「将来なりたいものがない」という生徒が何人もいたことにショックを受けて。「夢を与える」じゃないけれど、それぞれの生徒がなりたいものを見つけるサポートをできるようになったらいいなと。

そんなきっかけもあって、小学校の先生を目指すことになりました。

教育の難しさに試行錯誤する日々

仕事は楽しいし、やりがいも感じていますが、難しい部分もたくさんありますね。「こう教えたら絶対伝わるだろう」と思って授業をすると、クラスの3分の1の子たちの頭に、はてなマークが浮かんだまま終わってします。なかなか改善できないので、先輩方にいろいろアドバイスをもらったりしながら試行錯誤しています。

授業以外でも、クラスに馴染めない子に対して、どうコミュニケーションするかなど、学校中の先生が一緒になって取り組んでいます。外部の勉強会に参加したり、学校内で知見をシェアしたりと、職場の人たちはとてもモチベーションが高いので、本当に恵まれた職場だなと感じています。

悩みは母親に電話で吐き出す

今はすごく恵まれた環境だと思っていますが、働き始めた頃は、うまくいかないこともたくさんありました。そんな時は、母に電話で全てを吐き出していました。それでなにかが解決するわけではないけれど、母は「小さいことは気にするな」というタイプなので、聞いてもらうとスッキリするのかも。私も今では仕事で悩んでも、なるべく気にしないようにしています。でも、気持ちが病むより先に、体に支障が出てしまうタイプ……。胃が痛くなってしまったり。

結婚・出産を果たしてから人生を終えたい

仕事は充実してますし、結婚はしたいなと思っています。「婚活」という形で何かをしているわけではないけど、友達に男性を紹介してうこともあります。子どもも好きなので、いつかは産みたいです。

姉が結婚しているので、次は私と、親からの圧力がすごいのも事実(笑)。

今の人生は……100点満点でいうと50点くらい。なりたかった職業に就き、環境にも恵まれて、幸せに過ごしているけど、結婚・出産を経験してから人生を終えたいなとも思っています。自分が育ってきたような家庭を築きたいという思いが強いので、残りのあと50点は結婚・出産でしか埋まらないと考えています。

フォトグラファー。岡山県出身。東京工芸大学工学部写真工学科卒業後スタジオエビス入社、稲越功一氏に師事。2003年フリーランスに。 ライフワークとして毎日写真を撮り続ける。
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