となりのセフレさん

恋愛ブロガーやうゆさんに聞く、セフレ沼から抜け出すためには?【第6話】

恋愛感情なく身体の関係を持つ都合のいい間柄「セフレ」との恋愛感情について、恋愛ブロガーやうゆさんにインタビューしている後編。前回は、「一度セフレにした女性は本命になれない」「セフレに悩む女性は被害者意識が強い」と、厳しいお話を伺いました。後半は、セフレと本命の違いや、セフレ沼から抜け出すための考え方をきいています。

●となりのセフレさん

恋愛とセックスがつながっている人は、セフレに向かない

――「セフレになろ!」と約束して身体の関係を持つことは少なくて「好きだし、今セックスして付き合うことになるなら順番変わってもいいかな……」とセフレになってしまうケースが多々あるように感じますが。

やうゆ:そういう人は恋人関係になるまでセックスはしない方がいいのでは?
セフレで病むタイプの人は「恋愛」「結婚」「セックス」すべてが繋がっているから、セックスしている相手に恋愛感情や、ひいては結婚の意思がないとしんどくなる。それぞれが繋がっているべきかどうかは価値観の違いなので、どれが正解ということはないけど、恋愛とセックスが繋がっている人が恋人以外の人と関係を持つと大体病んで、被害者意識ばかりが強くなりがちですね。

セフレ関係に恋愛感情を持ち込む人間のせいで「セフレ=恋心を利用してセックス搾取される=悪」みたくなっている。「悪いのはセフレじゃなくてセフレの先に恋人があると思ってるお前の頭だわ!」って言いたいです。

彼女がいてもセフレは作る

――やうゆさんは彼女いてもセフレは作りますか?

やうゆ:つくりますね。彼女との関係と、セフレとの関係はまったく違くて、僕にとってはそれぞれ必要な人間関係です。セフレという関係に納得してる女の子だけが相手なので、決して搾取してる訳ではないと思ってます。

――それ、彼女にはなんて言うんですか?

やうゆ:彼女が見えている自分が、彼女にとっての僕だと考えているので、彼女にはセフレの存在は言いません。

――それって不誠実にも思えますが……。もしバレたらどうするんですか?

やうゆ:僕は他の人とセックスしても、彼女が大事な気持ちに変わりはないので、その気持ちを素直に伝えます。それで彼女が受け入れられないなら別れるしかないと考えてます。それは自分と合うかどうかの問題なので、合わなかったとしたらしょうがないなと。僕にとって恋愛は人生に必須のものではないので。自分のことをわかってくれて、自分に合う女性がいれば一緒にいたいですが、そうでなかったら、恋愛より楽しいと思えることに時間を注ぎますね。

セックスを切り札にしない

――最後に、好きな人のセフレになってしまって悩んでいる女性にメッセージをお願いします。

やうゆ:2点伝えたいです。
まず、僕は理想の恋愛を「1人でも生きていける人同士がお互い高め合えるような関係」だと考えていますが、300人以上とデートして感じたのは「男がどうにかしてくれる」って思ってる女性が本当に多いということ。「愛されること」ばかり気にしていて、相手をどう愛するかを考えてないんですよね。まず、自分が依存するためにセフレや恋人を作っていないかを内省することが大事だと思います。依存するために恋愛をしていたら、健全な関係は築けません。

そして2点目、恋愛のゴールを「付き合うこと」においてしまっていることも問題です。一緒に楽しい時間を過ごして幸せになることがゴールなのに、付き合うという目先の目標しか見てなくて、表面的なテクニック、例えば「付き合うまでセックスしない方がいい」とかに走ってしまう。セックスを切り札にしたテクニックに執心するよりも、外見や内面を磨いて自分の魅力を高めたり、好きな人をもっと理解して喜んでもらえるにはどうしたらいいかを考えたりする方がよっぽど本質的な解決につながると思います。

●やうゆさん プロフィール
ブロガー/恋愛コラムニスト。非モテから這い上がり300人以上の女性と出会ってきた経験を元に、モテたい男性・愛されたい女性に向けた情報を発信している。
ブログ→http://www.yauyuism.com/
マッチングアプリの攻略サイト→https://lovefeed.jp/

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