本を読むとお金が貯まるスピードが速くなる? 成功者に学ぶ読書術
●ミレニアル女子のための新しいお金との付き合い方 101のルール〈37〉
本を読むのは面倒?
こんにちは。億万長者の生方(うぶかた)です。
最近、読書をする人が少なくなってきているそうですね。「仕事や家事が忙しくて本を読む時間がない」、「必要な情報はネットで探せばすぐに見つかる」など、事情はそれぞれ違うようですが。
実を言うと、私も20代前半まで読書ってあまりしなかったんです(汗)。子どもの頃なんて、本が読めず読書感想文で四苦八苦しましたよ!
私が本を読み始めたきっかけは、仕事で何カ月も船の上で生活しなければいけないことがあったから。テレビも見られないし、携帯もつながらない。やることといったら、体を鍛えることと読書くらい。そんなわけで、本を読み始めたんですが……。
読書の習慣がつくと、いろんな本が楽しく読めるようになったんですよね。『金持ち父さん貧乏父さん』など読みやすいマネー本から、経済評論家の長谷川慶太郎さんのちょっと難しいなと思うような本まで、とにかくお金に関する本をたくさん読んだものです。
成功者が読書に時間を割く理由
ところで、読書と言えば、世界的に有名な経営者であるビル・ゲイツや、フェイスブックの創業者マーク・ザッカーバーグなど、富裕層の多くは常に読書を欠かさないといいます。
なぜ時給換算で数千万円も稼ぐようなスーパーリッチが読書に時間を割くのか? 答えは簡単。本にはたくさんの知識やノウハウが詰まっているからです。つまり、成功者ほど読書をする価値に気付いているんですよね。
本を読むことで、お金持ちが普段どんな行動をしているのか、考え方をするのかがとてもよくわかるんです。本で学んだことを自分で実践していたら、どんどん知識がつき、同時にお金も以前より上手に貯められるようになってきたのです。
私の場合も「本を読む→実践する→うまくいかないときは修正する→また再チャレンジする」の繰り返しで、40代で「億を超える資産」を築きアーリーリタイアできちゃったわけですから。本って偉大!
本を読むことで得られるメリットって?
本には、たくさんの具体的なノウハウや成功法則が書かれていますが、本を読むメリットはほかにもあります。たとえば知識や語彙力が増えること。
1冊の本は、数万字にも及ぶ文からできています。本を読むことで語彙の正しい使い方や表現方法が学べます。また、知識もつきます。
ときには「複利の力」(利子に利子がつくこと)など難しい専門用語が出てきて理解するのが大変なこともあります。しかし、その言葉を理解することで、「複利の力を利用すると、どれだけ得をするのか」が理解でき、それによってお金が貯まるスピードが加速しました。
ほかにも、語彙力や知識がついたことで会話の幅も広がり、良い人間関係が築けるようになりました。良い人間関係ができると良い情報が集まる。同時に、得する情報も得やすくなる! まさに良いことづくしです。
効果的な本の読み方
1冊の本を読み終えるのにはそれなりの時間がかかります。どうせ時間をかけるのであれば、使った時間が無駄にならない名著から読むことをお勧めします。読書の楽しさを知ることができれば本を読むハードルを下げられるはずですから。
本を読む際には、あとで読み返したいフレーズ、何かに引用したい箇所には付箋をつける、ノートに書きだすなど、後日利用しやすいマイルールを作っておくと、さらに有効に本を活用することができますよ。
「お金の本ってたくさんあるから何を読んだらいいかわからない」という場合は、具体的なノウハウが詰まった『ミレニアル世代のお金のリアル』(横川楓著・フォレスト出版)や、お金との向き合い方について書かれた、本田健さんの『happy money』(フォレスト出版)などの本を読んでみるのもいいと思いますよ。
●今回のまとめ
・オンライン上のコンテンツが充実した今でも、本には価値がある
・成功者ほど読書をする価値に気付いている
・本を読むことで、自分の語彙力を増やすことができるのでコミュニケーション力が高まる
・読書の習慣がない人は、興味ある分野の名著から読み始める
A子さん、自分が必要としている本に出合うためにも、まずは書店やアマゾンなどでどんな本があるのか探してみてくださいね~。ついでに、私の初の著書『高卒自衛官が実現した40代で資産2億円をつくる方法』(あさ出版)は、節約から投資まで幅広く学べますから、覚えておいてくださいね~!
(次回に続く)
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