収入増でもお金が貯まらないのは「パーキンソンの法則」が働いているから!?

●スタバが好き、お金も好き。投資家×お金ワカラナイ女子のQ&A  26

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「パーキンソンの法則」から学ぶ上手なお金の貯め方は？

生徒：社会人になったらお金がいっぱい稼げるから、たくさん貯金できると思っていたんですけど、思ったように貯まらないんですよね～。

先生：それは「パーキンソンの法則」が働いているからでしょうね。

生徒：「パーキンソンの法則」ってなんですか？

先生：収入が増えれば支出が増えるということですよ。よく考えてみてください。自分の初任給はいくらだったんですか？　

生徒：20万円いかないくらいだったかな？

先生：必要なスーツだってバッグだって、そろっているわけじゃないですか。その状態なのにお金が貯まらないのは支出が増えているからでしょ。

生徒：そうなんですよ。収入が増えたら知り合いも増えて、食事会に誘われる回数も増えるんですよね～。いい人脈につながりそうだから、参加したいし。でも、食事会ってそれなりの金額がかかりますよね。洋服やバッグ、靴などもきちんとしたものを揃えないといけないから、出費も増えちゃって。

先生：まさにそれですね。ただ、この「パーキンソンの法則」を逆手にとってお金を貯めることもできますよ。

貯まらないのなら、減らして貯めよう「パーキンソンの法則」

生徒：「パーキンソンの法則」を逆手に取るってどういうことですか？

先生：収入を減らすんですよ。といっても、減らすというよりも銀行の積立定期でもしたらどうですか？　ネットバンクだったらスマホから操作できるから楽でしょ。

生徒：正直言うと節約生活って疲れるんですよね。「あれもがまん。これもがまん」ってなるから。

先生：「これだけしか使えるお金がない」と思うと、ストレスになりますよ。逆に積み立て貯金などで最初から手元に入る収入を減らしてしまうことで「使えるお金はこれだけある。それをどう使おうか」と意識を変えれば、無駄な買い物が減る＝貯蓄が増えることになるんじゃないですか。

収入を増やすためにやるべきことは？

先生：もう一つは、非常にシンプルですが収入の額を増やすという方法もあります。たとえば、今よりも給料がいいところに転職する、副業を始める。「節約生活がイヤ」なら、今の生活レベルを維持して収入を増やせばいいんですよ。普通の人は「今の給料」をベースにお金の使い方を考えるでしょうが、それって自分の稼げる額の上限を自分で決めてしまっているようなものなんですよ。

生徒：でも、給料の額は決まっているし、副業も禁止だったら増やす方法はないですよね？

先生：ほら、そうやってできない理由ばかり考える！　本当に収入を増やしたいと思うのなら、専門的なスキルを身につけて転職するか、起業する。もしくは株などの投資に挑戦する。いろんな方法があると思いますけどね～。どれだけ稼げるかは、あなたの決断次第ですよ！

（ジョージ先生のつぶやき）
「パーキンソンの法則」は、お金に意識を向けている人の間では有名な法則です。もし、初任給のときのままの支出で生活できていたら、給料が増えるごとにお金がどんどん貯まっていくでしょうね。給料が増えて喜んでいる人は、気をつけないと支出も一緒に増えちゃいますよ。これを機に、お金が貯まるサイクルに変えてくださいね。

 ●今回のまとめ
・収入が増えると支出も増える。これを「パーキンソンの法則」という。
・給与天引きなどを利用して手取りを減らせば支出も減る
・収入を増やしたいと思ったら、増やす方法を自分でいくつか具体的に考えてみる

監修：生方 正

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