自己紹介が苦手だった過去の自分にアドバイスしたい3つのこと
●編集部コラム
苦手だった自己紹介が、いつの間にか好きになっていた
私は4回転職している。
転職のたびに、新しい場所で自己紹介をするのだけど、何回やってもうまく苦手だなぁと思っていた。
そんな私が最近、新しいコミュニティに参加する時に自己紹介をする機会があった。
すると、前ほど苦痛ではなく、むしろ楽しみながら話すことができた自分に気づいた。
昔はあんなに苦手だったのに、なんで今はペラペラ自己紹介できるんだろう?
それは、前に書いた29歳問題の話のように、自分に対しての気づきがあって、自分に過度な期待をしなくなったからというところが大きいと思います。
今回は「自己紹介が好きな今の自分」から「自己紹介が苦手だった過去の私」へ話しかけられるとしたら、どんなアドバイスをするか考えてみました。
転職した職場に行った初日の自己紹介に対してのアドバイスを想定しています。
自己紹介が苦手な過去の自分へ伝えたいアドバイス3つ
1.自己紹介を「評価される場」と捉えない
過去のいぬいさん。
あなたは、自分が自己紹介をしたら「こいつ、仕事できないな」とか、「なんかキモいやつ来た」と思われると恐れてませんか?
自己紹介の目的は、公開処刑や品定めではなく、情報公開です。
ちなみに、自己紹介の段階で品定めをするような人は一定数いるかもしれません。
そういう人とは無理に付き合う必要はないんですよ。そう思うことで、自分の情報を公開することに、安心して専念することができませんか。
2.「すごい実績だけを話すべきだ」とこだわらない
過去のいぬいさん。
あなたは、「私なんか、語れる過去の実績はない」と思っていませんか?
いや、そんなことはないでしょう。
たとえ、どんなに仕事ができなかったとしても、あなたには給料をもらっていたという実績があります。
会社で毎日寝ていたわけではないでしょう?
どんな仕事をしてきたか、それをただ話せばいいのです。
そこにいる人は誰もあなたのことを知りません。今まであなたがどんな仕事をしてきたかという情報は、これから一緒に働く人にとって重要です。
新しい仕事を引き継ぐ時にどういう伝え方をすればいいか、どんな業務をお願いできるのか、今チームで困っていることに役立ちそうな情報を教えてもらえないか。
チームのみんなが、そういうことを考えるために、自己紹介はとても役立ちます。
あなたが仕事ができる人だったのかどうか。すごい実績を上げたのかどうか。
それはあまり重要な問題ではないと理解しましょう。
3.「馴染めなかったら人生終わる!」の思い込みを捨てる
過去のいぬいさん。
あなたは、「この職場に馴染めなかったらどうしよう…一生が終わるかも」と思い込んでいませんか?
たとえ、職場に馴染めなくても、家族や友達、趣味の仲間など、あなたにはいろんなコミュニティがありますよ。
また、よっぽど馴染めなかったら、別にまた転職すればいいのです。転職回数は多いけど、それ以上転職したら死ぬということもありません。
そう思ったら、「自己紹介で失敗できない……怖い……」というプレッシャーから少しは開放されませんか?
過去の自分、こじらせすぎ…?
自己紹介苦手な過去の私が理解できるようにと意識してアドバイスを書いてみましたが、自意識過剰のこじらせ20代だなと改めて思います。
過去のいぬいみたいな人が世の中に存在するかはわからないですが、もし自己紹介が苦手だと悩んでいる人にとって少しだけでもお役に立てたら嬉しいです。
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