FP fumicoの“Live colorfully”#4 家計管理のキモ!&“ラテ・マネー”って何?
家計管理のキモ!&“ラテ・マネー”って何?
キャッシュレスについては次回、詳しく触れますがスマホ決済の場合は使いっぱなしだと支出が見えにくくなるので、利用履歴を家計簿に転記することを忘れないでください。
市販の印刷されたものやアプリなど家計簿も様々。いくつか試して自分の感覚に合うものを選び、自己流にアレンジを加えながら付けていくのがいいでしょう。
「クレジット払い→家計簿」は支払いのタイミングで
普段の買い物では、食品とティッシュを一緒に購入することはままあります。この場合に食費・日用品費と費目を細かく分けて付けると、手間になることも。費目は負担にならない程度に区別するのがオススメです。
「クレジット払いの場合、家計簿に付けるのは支払いのとき、それとも引き落としのときでしょうか?」という質問をよく受けます。支出のタイミングや規模感がつかめるよう、基本的には支払いのタイミングで付けてくださいね。
「投資」が「浪費」になってません?
支出はすべて消費・浪費・投資に分類できます。ただ当然、人によって違うので「自分の感覚としてはどうか?」という観点で分ければいい。
投資は行き過ぎると浪費になるので注意が必要です。リモートワークでの環境を整える費用は投資にあたりますが、買ったのに使いこなせていない室内照明がある場合、それは浪費にあたります。
そのラテ・マネーは無駄な出費、それとも…
ラテ・マネーが問題とされる大きな理由は、必要ではないモノを購入することを積み重ねることで、将来や実現したい暮らしのために使えるお金が減ってしまうからです。
私はストレス発散やリフレッシュなどに繫がれば“良いラテ・マネー”だと考えています。ただ人によって違いがかなりあるので「良い」か「悪い」かを見分けるために必須なのは、いったんやめてみること。
例えば出勤前にコンビニでコーヒーを買う習慣のある人は2~4日、購入せずに過ごす。その結果、仕事へのスイッチがオンにならなかったり、作業効率が落ちたりしたら本人に必要なものなので“良いラテ・マネー”になります。一方、コンビニに立ち寄らないことで会社に早く着くメリットを感じたり、家から持ってきたお茶で十分と思ったりすれば“悪いラテ・マネー”になります。
様々な工夫と試行錯誤を繰り返しながら、人生を彩るために必要な支出を惜しむことがないよう家計管理をしてもらえれば。
もう1点。給与明細を取り上げた回にお話ししましたが、6月からは納める住民税が変動した人が多いはず。これは6月~翌年の5月までに支払う住民税が、前年の1~12月の所得に応じた額になるためです。
みなさん、住民税の額を必ずチェックしてくださいね。
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FP fumicoの“Live colorfully”は、第2・第4金曜に公開の予定です。