内田理央さん、4月からラジオのパーソナリティーを務め「みんなが集まりたくなる場所にしたい」

女優・モデルとして活躍し、だーりおの愛称で親しまれる内田理央さんは、4月からTOKYO FM のラジオ「内田理央の明日、なに着よ?」(金曜午後6時30分~7時)でパーソナリティーも務めています。ラジオの魅力やコロナ下での暮らしなどについて、お話を伺いました。

ラジオを聴くと“自分だけの空間にいるような気分”

――「内田理央の明日、なに着よ?」のオファーがあったときは、どのように感じましたか。
内田理央: 車で移動するときはいつもラジオ。ラジオ好きなので、すごく嬉しかったですね。小さな局でのパーソナリティーの経験はありましたが、久しぶりの1人。以前はテンションが高めでしたが、年齢を重ねたので、落ち着いたテイストを意識しています。4月の開始当初と比べて、腹時計じゃないけど、自分の中で時間が読めるようになってきました。やっぱりラジオは楽しいですね。

――内田さんが「ゆるゆると話していきます」とリスナーに語りかけ、番組が始まります。
内田: 「ゆるゆる」はお家にいる感覚で聞いてほしい、という意味で言っています。友達と喋っている感覚で、プライベートであった楽しいことだったり、ファッションのことだったりをサクッと話していますね。誰が聴いても楽しめると思います。

――普段はどのようなラジオを?
内田: FMなど様々ですね。音楽よりもラジオが落ち着くんです。ラジオは個人に向けて話している感じで、聴くと自分だけの空間にいるような気分になれる。流してるだけでもいいし、気になれば集中して聴くこともできる。台本を覚えながら現場へ車で行くときの私にピッタリです。

続くコロナ禍「会わなくても友達は友達で変わらない存在」

――Instagram(インスタ)でも積極的に活動されています。
内田: 趣味半分みたいな感じでインスタは結構こまめに自分で更新しています。ファンの方のコメントもとてもうれしいし、私自身も人のインスタを見るのが好き。投稿がきっかけになった、お仕事も今まで色々あったこともあり、私の中でインスタは大切にしている場ですね。

――コロナ禍は続いていますが、7月11日からシアターコクーンで舞台「物語なき、この世界。」に出演されます。
内田: コロナ自体への心配や幕が上がるのかという不安もあるのですが、初めてのシアターコクーンは私の憧れの場所。こんなに早く立てるとは思っていなかったので、健康面も気をつけつつ「やり遂げたいな」と気合を入れている最中です。

――人と気軽に会えない状況が続いています。
内田: 一緒にカフェしたり、ショッピングしたりしていた“普通”が普通じゃなくなってしまって、人と会えないのは当初はめちゃめちゃ寂しかったですが、慣れました。ゴールデンウィークに台湾カステラをつくって食べたり、Netflixで韓国ドラマ「ヴィンチェンツォ」を見たりして・・・・・・。お家にいることは苦ではないし、1年経って1人の時間が、すごく楽しいから。最初に苦しくなった時には、友達にめっちゃLINEしたけど今は“会わなくても友達は友達で変わらない存在”と思えるようにもなりましたしね。

内面も外面もいたわり次の日へ、そして・・・

――コロナ禍で心身が不調になる人もいます。気をつけていることはありますか?
内田: その日の疲れはマッサージやストレッチなどで、その日のうちに取ること。心が疲れたら、リラックスに努めたり、おいしいものを食べたり、お風呂に入ったり。そうして内面も外面も、いたわるようにしています。次の日に頑張れるように、そして自分が自分のこと好きになれるように、ですね。

――2021年も、まもなく折り返しです。今年の目標と改めてラジオへの思いを教えてください。
内田: コロナの状況がどうなるかは分からないですが、いただいたお仕事は私自身、悔いを残すことなく、期待に応えられるように、精いっぱい頑張ろうと思います。

力を抜いて取り組むラジオ “アットホーム”を目指して

話すことがとても好きなのでラジオでは、私がうれしい“私得”なゲストの方も呼びつつ、力を抜いてやっていきたいなと思っています。アットホームで、みんなが集まりたくなる場所に「内田理央の明日、なに着よ?」が、なるようにしたいですね。

●内田理央(うちだ・りお)さんのプロフィール
1991年東京都生まれ。2010年4月にデビュー。「おっさんずラブ」(テレビ朝日系・2018)で主人公の幼なじみ役で人気を博し、第22回日刊スポーツ・ドラマグランプリ助演女優賞。主な主演作に「向かいのバズる家族」(日本テレビ系)や「来世ではちゃんとします」(テレビ東京系)がある。雑誌「MORE」レギュラーモデル。今年6月に映画「リカ」、7月には写真集「PEACH GIRL」、舞台「物語なき、この世界。」、8月に主演ドラマ「来世ではちゃんとします2」も控える。

衣装提供:Qoo10

ハイボールと阪神タイガースを愛するアラフォーおひとりさま。神戸で生まれ育ち、学生時代は高知、千葉、名古屋と国内を転々……。雑誌で週刊朝日とAERA、新聞では文化部と社会部などを経験し、現在telling,編集部。20年以上の1人暮らしを経て、そろそろ限界を感じています。
カメラマン。1981年新潟生まれ。大学で社会学を学んだのち、写真の道へ。出版社の写真部勤務を経て2009年からフリーランス活動開始。