婚活アプリ運営会社、企業サイトの個人情報も閲覧可能に
会員の運転免許証などの画像データ約171万件が流出した可能性を公表した恋活・婚活マッチングアプリ「Omiai(オミアイ)」運営のネットマーケティング(東京、東証1部上場)は、同社の企業サイトの問い合わせフォームに入力された個人情報37件も一時、他人から見える状態になっていたと発表した。
19日午前11時~22日午後3時に入力された名前・電話番号・メールアドレス・問い合わせ内容の一部などが、後から利用した人が見られる状態になっていたという。同社は「ほとんどが一般以外からの取引関連のメールだった」と説明している。
同社によると、企業サイトのサーバー増強作業をした際にシステム設定の不備があった。利用者からの指摘で発覚し、対象者には個別に謝罪と説明をしているという。同社は「重ねて多大なご迷惑、ご心配をおかけしたことを深くおわび申し上げるとともに、情報管理体制の再強化に努める」としている。
ネットマーケティングは、「Omiai」の会員情報を管理するサーバーが不正アクセスを受け、運転免許証や健康保険証、パスポートなど約171万件の画像データが流出した可能性が高いと21日に発表している。
(朝日新聞社)朝日新聞デジタル2021年05月24日掲載