【参加者募集】里親制度・特別養子縁組制度シンポジウム 一緒にできること考えてみませんか?

さまざまな事情により、生みの親のもとを離れなければならない子どもたちがいます。あたたかい家庭を必要としている子どもを家庭に迎え入れるのが「里親制度」「特別養子縁組制度」です。専門家や当事者を招いて、私たちにできることを考える「里親制度・特別養子縁組制度シンポジウム」(オンライン中継あり)が10月10日(土)に浜離宮朝日ホール 小ホール(東京都中央区)にて開催されます。ぜひご参加ください。

みなさんは里親制度・特別養子縁組制度を知っていますか?
18歳未満の子どもを、家庭に戻るまでの間や自立するまでの間に養育するのが「里親制度」、子どもの福祉の増進を図るために、養子となる子どもの実親(生みの親)との法的な親子関係を解消し、実の子と同じ親子関係を結ぶのが「特別養子縁組制度」です。

登壇者(左から)、眞鍋かをりさん、河瀨直美さん、武内由紀子さん ※河瀨直美さんはビデオ出演

今回のシンポジウムは2部構成で「里親制度」と「特別養子縁組制度」それぞれについて理解を深めていきます。

1部ではタレントの眞鍋かをりさん、現役里親の方々、社会福祉学専攻の林浩康教授(日本女子大学)によるパネルディスカッションを通して、里親制度そのものの理解を深め、制度に対する理解を広めるためにできることを考えていきます。

2部では映画『朝が来る』(原作・辻村深月)の監督・河瀨直美さんによるスペシャルトークのほか、タレント・武内由紀子さん、養子縁組のあっせん機関「アクロスジャパン」代表の小川多鶴さん、林浩康教授によるパネルディスカッションを通して、多様な家族の形を受け入れる社会にしていくためにできることを考えます。武内さんは特別養子縁組制度により養子を迎え、telling,でもコラム「産まずに母になったよ!」を連載中です。
※河瀨直美監督はビデオ出演

何らかの理由で親の元で暮らせず、児童相談所などを通じて里親の元や児童養護施設、乳児院などで暮らす子どもは現在、日本全国に約4万5000人います。

このような子どもたちについて、林浩康教授はこう訴えます。
「虐待やネグレクトなどの被害体験が積み重なっていることも多く、人間関係の形成が困難で、助けを周囲に求める力も低い傾向にあります。つまり、さらに孤立しやすい立場にあるのです。そうした子どもたちの『育ち直し』において、安心して生活できる家庭が必要不可欠です」

このような子どもたちが抱える課題は、養子縁組を組んで新たな家庭に入れば終わりではありません。養子縁組を組んだ後も、社会のサポートを必要としています。多様な家族のあり方を受け入れられる社会にしていくためには、特別養子縁組制度を利用した家庭だけではなく、周囲のサポートが不可欠なのです。

「里親制度・特別養子縁組制度シンポジウム」を通じて、何らかの理由から親元で暮らせない子どもたちに何ができるのか、一緒に考えてみませんか?
みなさんのご参加をお待ちしています。

開催概要

◆日時:
10月10日(土)13:00~15:30(12:30開場)

◆募集定員:
150名様(オンライン中継は250名様)
※いずれも事前申込制(応募多数の場合は抽選)
※参加費無料

◆会場:
浜離宮朝日ホール 小ホール(東京都中央区築地5-3-2 朝日新聞東京本社・新館2階)
アクセスマップ

◆プログラム
第1部「 広げよう『里親』の輪」
13:10~13:25 制度解説 林浩康さん(日本女子大学教授)
13:25~14:00 パネルディスカッション「里親の輪を広げるには」
登壇者:斎藤竜さん・直巨さん(現役里親)、林浩康さん、眞鍋かをりさん(タレント)

第2部「『特別養子縁組』という家族の形」
14:15~14:30 制度解説 林浩康さん
14:30~14:50 映画『朝が来る』スペシャルトーク
 河瀨直美さん(映画監督)※ビデオ出演
14:50~15:20 パネルディスカッション「多様な家族の形を受け入れる社会に」
登壇者:武内由紀子さん(タレント)、小川多鶴さん(アクロスジャパン代表)、林浩康さん

◆お申し込み
会場での視聴、オンラインでの視聴ともに下記のお申し込みページで受け付け中

締め切り 10月8日(木)24:00まで

◆お問い合わせ先
シンポジウム運営事務局 shakaiyougo2020@asahi.com
※新型コロナウイルスの感染状況により、シンポジウムがすべてオンライン視聴になる場合があります。その際は運営事務局からメールでご連絡させていただきます。

◆主催
朝日新聞社
※本事業は里親制度・特別養子縁組制度広報啓発事業として実施しています。(実施主体:朝日新聞社・厚生労働省補助事業)