telling, Diary ―私たちの心の中。

綺麗になりたいなら3万円の美容液より30回のデッドリフト

なまめかしく妖艶な表現力で性別問わず見る者の目を釘づけにするポールダンスのダンサーであり、注目のブロガー、ライターでもある“まなつ”さん。彼女が問いかけるのは、「フツー」って、「アタリマエ」って、なに? ってこと。 telling,世代のライター、クリエイター、アーティストが綴る「telling, Diary」としてお届けします。

すっかり初夏ですね。筋トレしてますか?
先日、「3万円の美容液より3時間の睡眠が美人への道」というようなツイートがバズっているのが目にとまりました。


概ね同意です。ですがそこにぜひ付け加えてほしい。週に3回の運動を。
運動に勝る美容はない、と自信を持って言えます。

大の運動嫌いだった私は、ポールダンスにはまりみるみる健康になりました。
具体的には猫背が治り、常に貧血気味で青白かった顔色が改善。体力も大幅にアップ。
ポールダンスのスキルを向上させるべく食事にも気を使うようになり、整体やストレッチなどセルフケアにも目覚めました。
結果的に肌ツヤも良くなり、体も引き締まり、美容とはつまり健康のことであると気づかされました。

ポールダンスをしていてわかったのは、「運動とは集団競技だけではない」ということ。
ポールは基本、一人でやるもの。レッスンでは先生に教えてもらいますが、重要なのは個人練習や地道な筋トレ。私は「大勢でやる運動」が苦手だっただけで、自分のペースで体を動かすのはとても楽しい。

ヨガ、ジョギング、登山、トレッキング、クロスフィット、ジムでのトレーニングなど、一人でもできる運動は世の中いくらでもあります。
体を動かすことで健康になり、筋肉がついてボディラインも引き締まる。良いことだらけ。

筋肉量が多いとシミやシワが少なくなるという研究結果も最近出ています。

美容液代わりにデッドリフト

そんなわけで、美容を一層気にするお年頃の皆様には、ぜひ今からでもトレーニングを始めることをお勧めします

特に良いのはやっぱりデッドリフト。床に置いたバーベルを上体を起こし持ち上げるトレーニングです。この一動作でお尻など下半身をメインに、腹筋・背筋・二の腕など、全身を鍛えることができます。
デスクワークや運動不足でダラっとしがちなお尻をキュッとあげられる最高のワークアウト。
自身が尻フェチということもあり、まずは己から良い尻であろうと心がけております。
尻、それは自分の努力が形になって見える場所であり、生き様の表れる場所でもあるからです。

区民ジムだったら300円くらいでサクッとワークアウトできちゃうので、コスパも最高。そりゃある程度は衰えていくだろうけど、抗うすべがあるならガンガンやりたい派です。
30年後もかっこいいカラダでいたいので、今日も「これが私の美容液!」と言い聞かせて、バーベル持ち上げてきます。

『おっぱいが大きかったので会社員を辞めてポールダンサーになった話』

著:まなつ

発行:株式会社ZINE

ポールダンサー・文筆家。水商売をするレズビアンで機能不全家庭に生まれ育つ、 という数え役満みたいな人生を送りながらもどうにか生き延びて毎日飯を食っているアラサー。 この世はノールール・バーリトゥードで他人を気にせず楽しく生きるがモットー。
まなつ

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