【ナリ心理学ナリくん】「なんか言ってくる人」アンチコメントと誹謗中傷について by ナリくん
●意識、どんどん下げてこう。by ナリくん22
僕にとってはアンチコメントはパーティだけど…
今の日本を生きてると、ネット上には「関係ないのになんか言ってくる人」がたくさんいますよね。ここもネットですが。僕も初めてYouTubeのコメント欄を見たとき、びっくりしました。ほんとに、人間って匿名だと言いたい放題言うんだな! 自分が誰だか絶対にバレないと思っていると、簡単に暴言を吐くんだな!と(でも今って、匿名のコメントでも弁護士さんにお願いして少し頑張れば個人を特定できますよね)。
世代的に「2ちゃんねる」はほとんど見たことがないですが、もっとすごかったんだろーなーと想像しています。
僕も、Amebaさんでオフィシャルブログを書かせていただいていますが、ごく稀に「批判・否定が強烈なコメント」が付きます。年に1、2回くらいですかね。いわゆるアンチコメントですね。でも僕はアンチコメントが付くと、テンションが上がってしまって、「それを晒してギャグを織り交ぜならがブログのネタにしてしまう」という必殺技を使ってしまうので、去年「ナリ心理学のブログにアンチコメントすると晒されるからアンチコメントできない!」という謎のコメントが付いたことがあります。でも僕的には「なぜアンチコメントが付いたらこっちは黙ってないといけないのだ。むしろパーティだろ!」と、思うわけです(笑)。
それに少し話しておきたいのが、アンチコメントと、ネットの誹謗中傷って、似ているようで少し意味合いが違いますよね。アンチコメントはブログの書き手やSNSの発信者など、その人が言っていることややっていることへの悪意のある批判否定コメントのことですが、誹謗中傷は、その人の人格をも批判し、すべて否定しかねないものです。
誹謗中傷している人の心の中って?
心理的に、他人のブログに誹謗中傷を書く人って、書かないといけない理由があるわけですよ。本人は「いや別に、テキトーに書いただけだし」と思っているかもしれませんが、他人を否定し批判する理由って、そのものごとを良くするためならわかりますが、そうじゃないなら無駄に次ぐ無駄です。無駄すぎる無駄な行為ですよね。
だって、誹謗中傷コメントをして、もし仮に相手がそれで傷ついて正式に弁護士などを通して個人を特定してきたら、めっちゃ怖いじゃないですか(笑)。100%自分に非があるわけだから。去年、高須クリニックの高須院長がツイッターで高須院長(の奥様のこと)を誹謗中傷するツイートをした人に対して「名誉毀損で訴える」と言ったら、相手が謝ったため訴えずに終わったという一件があり、なるほどな!普通に訴えるという手があるんだな!と少し安心しましたね。
そのあと、実際ネットでの誹謗中傷に対して名誉毀損などで訴える場合は、いくらくらいかかるのか?と簡単にネットで調べたら77万円くらいと出てました。えらいピンポイントやな、数字(笑)。50~100万円くらいってことなんですかね。いや、面白い。現実的になると面白いですね。
なぜ、他人を誹謗中傷するのか? それはその時、他人を誹謗中傷することでしか、自分の心が保てないからです。弱い犬ほどよく吠えるといいますが――実際そうなのかは知りませんが。うちのチワワはほぼ吠えません(笑)――他人に矢印が向いていて、他人に対して攻撃的に接している人というのは、すごく簡単に言うと「不安な人」なのです。
不安で不安でたまらないから、どうにかして自分の心を安定に保ちたい。そのために、自分が間違っていると思う人やものごとを指して蔑むことで、相対的に自分は間違っていないんだ!と確認する作業。それが、誹謗中傷のです。
ネット上に限らず普段の日常レベルでも、他人からの批判や否定、悪口、陰口は、「その人が不安だから」していることです。この視点が少しあれば、そんな目に遭ったときや目にしたときに
「あらー、よちよち、不安で仕方ないのねー、生きてりゃそういう時期もあるよねー、よちよち」
と思えなくもない、はずですよ(笑)。
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