「自分がしたかったこと」に気づかせてくれたミニチュア作品たち―今日のminne―
CUT and STICKさん
minneの作家さんに作品に対する思いや、制作にまつわるエピソードなどをインタビューするコーナー「今日のminne」。今回は、思わずキュンとしてしまう精巧なミニチュアを制作しているCUT and STICKさんにお話を伺いました。
――どれもとてもかわいいミニチュアですね。見ていてワクワクします。どういった経緯で制作を始められたのですか?
小さい頃から絵を描くこと、ものを作ることが好きで、美術系大学に進んでデザイン関係の仕事に就いていました。出産を機に退職し、家事育児の合間に2年ほど前からミニチュア制作を始めました。
今は食品パッケージのミニチュアをメインに作っています。海外生活への憧れを、小さなミニチュア食品に込めて。パッケージの細部まで再現して、小さいながらも本物のように感じてもらえるよう、こだわっています。シルバニアファミリーに合うサイズで作っています。
――作品作りのアイディアは、どんなところから得ているんですか?
PLAZAやKALDIなど、輸入食品をたくさん扱っている店をぶらぶらするのが大好きなんです。いろいろなものを見て、作品にできそうだなどのアイディアを膨らませています。
ミニチュアの材料は、ユザワヤで購入することが多いですが、100円均一も活用しています。家事の合間に作ったりしやすいので、食卓で作業しています。
――今までで印象に残っている作品を教えてください。
子供のリクエストで作ったティッシュのミニチュアです。試しに販売してみたら、意外と需要があってびっくり。でも、この作品が「もっといろいろ作っていこう」という気持ちにさせてくれました。ちゃんと実際にティッシュを引き出すことができるんですよ。
――すごいですね。ぜひ実物を見てみたいです。購入してくれたお客様からもメッセージを頂いたりしますか?
新作が出るたびに注文してくださる方もいらっしゃるんです。私の作家としての成長を見守って、応援してくださっているようで、とても励みになっています。私はシルバニアファミリーに合うもの、と思って作っているんですが、ほかのドールなどど組み合わせているのを教えてくれたりと、新しい発見もあって日々楽しいです。
――最後にメッセージをお願いいたします。
色々な仕事に携わりましたが、30半ばを過ぎて初めて、ああ自分はこういうことをして生きていきたかったんだ、ということがわかりました。好きなことを続けていられる今、まわりのみんなに感謝しています。
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