武田玲奈さん、居酒屋「のぶ」で看板娘 大谷亮平さんと劇中料理をパックリ
――中世ヨーロッパのような都市・アイテーリアとつながってしまった京都の通りにある居酒屋「のぶ」。そこに集う人々との交流を温かく描くこの作品もSeason3を迎えました。
武田玲奈さん(以下、武田): Season1を終えて、続編がやりたいという話はしていたので、2だけでなく3も、となって率直に嬉しいです。しかも2と3の放送・配信は同時に決まったので、驚きもありました。しかも2を撮った直後に3の撮影に入ったので、物語の時系列を追うように撮影ができて、私たちは本当にやりやすかったですね。
長く演じ、しのぶに寄っているところも
――演じている看板娘・しのぶとの共通点はありますか。長く演じていく中で、しのぶと近くなった部分もあれば教えてください。
武田: しのぶは高級料亭の娘さんで、先代譲りの“神の舌”のような味覚を受け継いでいて、大事に育てられた女の子。私は割と自由にのびのびと育ってきたので、基本的な部分が違うかな。しのぶほどフランクでもないし、人見知りの部分もあるので。
ただ確かにどんどん、しのぶに寄っているところはあります。双方の要素をそれぞれに取り入れていく、というような感じでしょうか。監督・脚本の品川ヒロシさんから「その表情、いいね」と言っていただいて、チャーミングな部分や遊びを自分に取り込んだりしています。
――「のぶ」は開始当初から店主を大谷亮平さんが演じられ、武田さんは看板娘役。長く共演する中で、大谷さんとの関係性の変化はありましたか。
武田: 撮影をご一緒し、お話を重ねていくにつれて、魅力的な方だと思うようになりました。ちょっとふざけることもあって、さすが関西人だなぁとも。撮影現場も楽しく、大谷さんを筆頭にいい雰囲気が流れているので、リラックスして撮影に臨めます。現場に行くこと自体も楽しいし、それが映像にも出ていると思います。
劇中での料理を自ら作ることも
――料理も「のぶ」の重要な要素です。武田さんは自炊もされるそうですが、作品で出てきた料理を実際に作ることもあるんですか。
武田: Season1でしのぶが、劇中でナポリタンを作るシーンがあってから、私もたまに。それに食べることは好きなので、撮影中に出てきた料理をチャンスがあれば、たくさん食べています。イカめしはめちゃめちゃ美味しかったし、おいなりさんも。私は店員役なのであまり機会がないんですけど、大谷さんはよく食べています(笑)。
――Season3から新たに登場される方もいます。印象的なのは?
武田: 平岡祐太さんの演技は仕種の一つ一つが面白すぎて私、めちゃくちゃツボですし、田中直樹さんも含めてみなさん、本当に面白くてすごいと思いました。チョコレートプラネットのお二人も現場ではお会いしてませんが、できあがった映像で演技を見て、普通に笑ってしまいました。
――Season3の見どころを改めてお願いします。
武田: 今回は恋愛の要素もあったり、キャラクターそれぞれを深掘りしていくお話があったりします。私が演じている、しのぶ自身の核に迫る部分もありますので、期待してほしいと思います。
●武田玲奈(たけだ・れな)さんのプロフィール
1997年、福島県生まれ。2013年に「第2のくみっきー! 発掘オーディション!!」でグランプリになり、『Popteen』専属モデルとして芸能界入り。15年に「映画 暗殺教室」で俳優デビュー。主な主演作にドラマ「マジで航海しています。」(MBS・TBS系)、映画「ポエトリーエンジェル」がある。
◆スタイリスト:小林美月
◆ヘアメイク:牧野裕大
〔衣装:ベルパー、ジュエッテ、アンドクラウド〕
WOWOW『連続ドラマW-30 異世界居酒屋「のぶ」Season3~皇帝とオイリアの王女編~』
WOWOWプライム・WOWOW4K/WOWOWオンデマンド
2023年1月13日(金)放送・配信スタート
放送:毎週金曜 午後11時~/配信:各月の初回放送終了後、同月放送分を配信
原作:蝉川夏哉『異世界居酒屋「のぶ」』(宝島社刊)
監督・脚本:品川ヒロシ
出演:大谷亮平、武田玲奈、平岡祐太、浅香航大、平祐奈、白洲迅、堀田茜、新谷ゆづみ、阿部進之介、武田鉄矢/大和田伸也ほか