職場の飲み会って本当に必要?「飲みニケーション」の間に失っているモノとは
●ミレニアル女子のための新しいお金との付き合い方 101のルール〈32〉
行きたい飲み会、行くべきでない飲み会
こんにちは。億万長者の生方(うぶかた)です。
お酒を飲むと緊張がほぐれコミュニケーションが円滑になります。この効能を利用して、上司に仕事のコツを教えてもらったり、普段は折り合いの悪い人と腹を割って話すことで、お互いの関係を修復するよい機会にしたりもできます。
しかし、私が見てきた多くの「職場の飲み会」は、単に上司の機嫌を良くするための場でした。当然、自分の発言は当たり障りのない意見に寄せて、上司のドリンクや料理に気を配り、場を盛り上げるための余興を実施する。そのことが最重要だったので、参加するメリットはないと判断させていただきました。
ただ、それだと波風が立ってしまうので、毎回いくばくかのお金を差し入れることで出席を回避していました。「参加しない宴会にお金を払うなんてもったいない!」と思う人もいるかもしれませんが、僕からしたら、「必要と思えない宴会に参加して時間を使うことの方がもったいない」と思っていました。
「周りが参加しているから」という理由で失っているモノ
最近は参加率を上げるために懇親会費を会社が負担してくれる場合もあると聞きます。5千円ほどの飲食費が無料になるわけですから、金銭的には得しているように見えますね~。
でも、それと引き換えにその時間を必要なことに使えなくなりますよ!
「宴会時間はたかだか2時間。それくらいいいじゃないか」とお考えかもしれません。確かに、2次会に行かなければ2時間だけかもしれません。しかし、会場への往復にも時間を使っていますし、何回かに1度は幹事が回ってきますよね?そうなると宴会の企画や準備、会計や集計報告など、業務ではない仕事ことが業務のフリをしてやってくることになります。
そもそも、1次会で帰宅したとしてもお酒が入った状態で資格を取る勉強や自分のやりたいことに集中することができますか? つまり、宴会に参加した晩は、自分のやりたかったことが進まないことになってしまうわけです。
「たまにだからいいじゃないか!」は本当か
「たまにだからいいじゃないか!」と言う人もいると思います。しかし、お酒の席って、忘年会や新年会、新入社員歓迎会、お花見、納涼会、プロジェクト完了の打ち上げ……など、上席の人が好きだったら実施する理由は毎月作れるのですよね~。そもそも、1 年に何度かある人事異動に合わせて歓送迎会をしたり、定年退職する人の労をねぎらうことは職場の義務的な空気もあります。
ようするに「たまに」という人の感覚は「月に1~2度程度」のことを指していたりするのです。定年前にアーリーリタイアすることを目指していた僕にとっては、月1回の宴会も年12回、10年で120回、大切な学びの機会を失うことになると考えていました。
職場の交流会を堂々と断ることができる=プライベートで真剣に打込む何かがある。つまり、それくらいの優先順位で物事に取り組んでいれば、結果は自ずと出ることになるのです。
●今回のまとめ
・お酒の席は心がけしだいで良いご縁をつなぐ場になる。
・職場の行事だからというだけの飲み会は、大切な時間を浪費する原因になる
・自分の将来を真剣に考えたら、時間の浪費に対して妥協できないはずである
職場のメンバーと上手く付き合うことは大切なことです。しかし、勤務時間外に無理して、宴会に参加する義務はありません。自分のやりたいこと、将来につながることを優先することの方が自分の人生を切り開くことになります。
A子さん、宴会ではせめて最初に野菜を多めに食べるようにして、カロリーの摂取の仕方を工夫してくださいね~!
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