【ナリ心理学ナリくん】お父さんが大嫌い。by ナリくん
●意識、どんどん下げてこう。by ナリくん25
お父さんが大嫌い
お父さんが、元お母さん(元女性)だったという人はほぼいないと思いますが(入り方がファンタジーだぜナリくん)、お父さんという人は、男であります。ぼくも男であります。男は、女性ではない唯一の性であります。
お父さんは、女性ではありませんので女性の気持ちがわかりません。できるのは唯一、想像して気にかけることくらいですが、それでも女性でない限り本当のところはわかりません。
たとえば、ナリも生理痛の痛みはやっぱりわかりません。痛い痛いと聞くから大変なんだろう!慮(おもんぱか)ろうと思うだけで、実際に生理痛がどれくらい痛いのかはわからない。そんなこと言ってると「え?私はそんなに痛くない!」とか言われてしまうもんで、男は生理痛についてまた迷宮入りするわけです。ちなみにこれを「生理痛(戦慄)迷宮」とは呼びませんが。
うちにも一匹、妹がいます。兄は、妹を「匹」で数えます。
妹は、僕の2歳年下なのでもう28歳ですが、正直今までの人生で父親と妹がしっかり喋っているところを見たことがありません。ほぼ、妹が適当に父親をあしらっています。わが家の父親の権力は、8年前に亡くなったペット(犬)のポッキーと同じか、少し下くらいです。
心理の仕事をするようになって、「お父さんが大嫌い」もしくは、「お父さんが苦手である」という女性がすごく多いのだなとびっくりしました。
とはいえ、母親が嫌いな人の方が圧倒的に多いですけどね。母親のほうが物理的に子供と接する時間が長いからでしょう。
「お父さん」がもたらす意外な心理的影響
心理的に言うと、「お父さんとの関係」はそのま社会に出ると「自分とまわりの男の関係」になりやすいです。
それはなぜかと言うと、自分とお父さんとの関係が直接影響しているわけではなく、以下のような心理のメカニズムがあるからです。
1. 自分がお父さんのことを○○だと思う
○○には一人一人違いますが、ネガティヴな言葉が入ります。
2. そんなお父さんと結婚してるお母さんを意識します
お父さんを通してお母さんを見ます。
3. そんなお母さんから生まれたのが私
お母さんから作られたのが私という事実。子供にとって、お母さんって自分の分身なんですよね。いや、お母さんの分身が自分ですかね正式には。だけら、「お母さん=私」ということになります。
4. お母さん=私なら、私もお父さんみたいな人とくっつくことになるだろう
だって、あのお母さん(私の分身)が、あのお父さんとくっつくいてるということは、お母さんの分身の私も、同じ人間なんだからそうなるに決まってるじゃん!と、自覚してなくても、小さなころから薄々感じてます。
5. 私はお父さんみたいな男の人とくっつくだろう。なぜなら、お母さんがそうなのだから!
――どうですか、このナゾの呪縛!
これが、「お父さんとの関係=私のまわりの男との関係」となる理由です。これにハマってしまっているのです。お父さんが大嫌いなのに、お父さんみたいな男の人と結婚してしまった、なんていう相談は実はよく来ます。面白い仕組みでしょ?
そして、大事なこと。お父さんを理解して、仲良くなると、自分の目の前の男が変わったりしますよ。
ちょっと考えてみるといいかもしれません。
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