【古谷有美】変化を怖がらないで済むように“新しい習慣”はじめました
●女子アナの立ち位置。
ドアも開けられない弱い身体を、鍛え直したい
夏が終わるときって、新しいことをはじめたくなりませんか? その気持ちに従って、私は先日パーソナルトレーニングをはじめました!
ずっと身体を動かしたいと思っていて、気が向いたときにビジターでジムに行ったりはしていたものの、定期的なトレーニングは全然していなかったんです。でも、体力の低下をひしひしと感じる今日このごろ。夏休みにNYへ遊びに行ったときも、ありとあらゆるビルのドアが開けられなくて(笑)。日本よりもドアのサイズが大きめだったり、重厚感があったりするとはいえ、これはまずい! 朝の番組を担当するようになってお酒も飲まなくなったぶん、ときどきちょっと夜更かしするだけで、翌朝はなんだか身体がだるかったりもします。
これは、一個体として弱すぎる! 若かったころのはつらつとした感じを取り戻したくて、決心しました。筋肉マニアの友達に聞いた、おすすめのパーソナルトレーニングジムに入会。普通のスポーツジムよりはもちろん割高だけど、試してみて、その良さを痛感しています。
“狙った場所に筋肉痛がくる”ことのすばらしさ
初回はまず、トレーナーさんとのカウンセリング。「とにかく健康体になりたいんです!」とざっくりした希望を伝え、体組成を調べてもらいました。昔ランニングをやっていたおかげで、下半身の筋肉はそれなりにある様子。バランスのいいヘルシーな身体にするためには、もうすこし上半身を鍛えるのが課題になりそうです。
それから1時間半ほどは、言われるがままにトレーニングをこなしていくだけ。だけど、隣でメニューの指示やフォームチェックをしてもらえることが、やっぱり重要なんです。だって自分一人でジムに行っても、効果的なメニューや順番なんてわかりません。ちょこちょこ周りに聞いてみたり、YouTubeを見たりしながらやってみても、効率的にできているか自信がない……。だからこそ、自分の身体や状況に合わせて指示してもらえるパーソナルトレーニングのメリットを、強く感じました。
しかも翌日には、思いっきり筋肉痛がきている! 「ここの筋肉を狙いましょう」って言われたとおりの場所が、ちゃんと痛くなっているんです。自宅でなんとなくスクワットをしたくらいでは、絶対に感じられないこの感覚。それがもううれしくてたまらず……しばらくは週1~2回、通ってみようと思っています。
ひさしぶりに身体を動かして、心もすごくスッキリしました。トレーニングの間はいろんな細かいことを忘れて、筋肉のことしか考えずにいられた。それって、すごく贅沢な時間ですよね。……なんて、スポーツする人なら誰でも知っていることをいまさら言うのは恥ずかしいけれど(笑)。改めてその感覚を思い出せたのが、とってもよかったです。
自分の拠りどころをつくるための、新たな習慣
私なりの、新しい習慣を続けるコツは“仕事だと思うようにする”こと。
たとえば「月曜日は○○の放送があって、そのあと打ち合わせが2つ。木曜は夜遅くまで△△の収録があるけれど、そのぶん金曜の朝は遅い」みたいな、仕事のルーティンってありますよね。そういう日常のリズムのなかに「水曜日は○○の収録終わりでジムに行く」などと組み込んでしまうんです。「ジムはプライベートの予定だし、時間が空いたときに行こう」「いつでもいいか」って思うと、なかなか習慣化できません。
それに、いまはちょうど私にとって“なにかを手放して新しいものを得る”べきタイミングだと感じています。この9月いっぱいでレギュラー出演中の『ビビット』が終わったり、ほかにも仕事やプライベートに動きがあったりして落ち着かない時期だからこそ、自分らしい習慣をつくっておきたい。手放すことや終わらせることに臆病にならないためには、新しいなにかを手に入れて、少しずつでもいいから成長することが、とっても大切だと思うんです。
自分らしい新陳代謝をするために「大丈夫、私はいまこれを頑張れているから」「成長を続けているから」と感じられる、拠りどころ。パーソナルトレーニングが、そこにぴったりはまるピースだったらいいなと思います。身体を鍛えることって、頑張れば頑張ったぶん、小さな成長を着実に積み重ねていけそうじゃないですか? 最初はめちゃくちゃきつかったフォームが、きれいにできるようになったり。重いベンチプレスを持ち上げられるようになったり……とか。数ヶ月後の自分の変化が楽しみです。
もちろん、重いドアもスムーズに開けられるようになりたいし。ちょっと頑張ってみようかなと思う、秋のはじまりなのでした。