知念美加子の「MY LIFE, MY CLOSET」11

スタイリスト知念美加子流・旅に持っていくべきアイテムとは?

女性誌「ViVi」などで活躍中のスタイリスト知念美加子さんにとって、ファッションは「自分自身を高めてくれる日常」。その日、見た・感じた・聞いたことから感じたインスピレーションをファッションに反映するそうです。知念さんのファッションのルーツを知るべく、頭の中をのぞいてみました。

●知念美加子の「MY LIFE, MY CLOSET」11 ファッション×vacation

夏休み、旅行の予定がある方も多いでしょうか。スタイリストの仕事をはじめて以来、夏は秋冬シーズンに向け大忙しの時期で、カレンダー通りにがっつりとお盆休みをとったりすることはなくなりましたが、まとまったお休みができれば私も年に数回アジアやヨーロッパなどを旅行します。
海外では洋服屋や靴屋はもちろんお花屋さんをまわるのも好き。内装や色使いが世界各国で異なるので、ファッションの仕事にインスピレーションを授けてくれます。

洋服は現地調達が吉

旅先で着る服は仕事の時ぐらい気合いを入れて(笑)コーディネートを組んで準備をします。行く予定のスポットや景色を思い浮かべながら、その場所に、どんな服で立っていたいだろうって考えながらイメージを膨らませて。
逆に、まったく服を用意せず下着や最低限のものだけで現地に行くことも!
昨年友人と訪れたタイにはほぼ洋服を持って行かず、ホテルにチェックインしたらすぐに着る服を調達しに街に出かけました。屋台や街の小さな洋服屋さんに飛び込んで物色。買ったらすぐに着替えれば、一気にその土地の気分に浸れます。
水着も日本に売っていないようなテイストのものをゲットして、コスプレ感覚で着ちゃいます。ファッションアイテムを通してその国を感じるというのもおもしろいですよ。

日本では着ないようなコーディネートで

旅行でのコーディネートを台無しにしないために

こういう仕事をしているので旅先にも何足も靴を持って行き、気分に合わせて履き替えることは多いのですが、重いしかさばるし、みなさんはなかなかそうもいきませんよね。
でも靴が洋服に合っていないと全身コーディネートが台無しになってしまうので、旅先コーデでも靴は重要視しています。
オススメは、持っていく靴を決めてから、洋服を選ぶこと。旅の行程や気候を想定してセレクトし、それに似合う服を考えれば失敗は少ないと思います。
雨が多い場所ならオシャレなレインブーツも良いと思いますし、Dr.Martensなどは、比較的どのファッションにも合わせやすいかも。

旅のお供にオススメのアイテムは?

荷物はできるだけ少なくしたいけど、旅先でもおしゃれを楽しみたい。そんな時には小物をたくさん持っていくとコーディネートにバリエーションが増えます。
オススメはスカーフとサングラス。私はだいたいいつも数パターンずつトランクに忍ばせていきます。
例えばTシャツにジーパンというコーディネートでも、スカーフをつけるだけでガラリと印象は変わるはず。サングラスも毎日違うものを身につけていれば、あとで写真を見返した時に雰囲気に変化が出せます。
海外でなら、日本よりも大胆なデザインのものにもチャレンジできそう。

逆にあまり持って行かないのがピアスなどのアクセサリー類。失くしやすいアイテムなので、旅先で少しでもテンションを下げたくない私は旅行ではほとんど着用しません。
カバンも同様に、ハイブランドのものを「盗まれないか、汚れないか」とビクビクしながら持っていくよりは、失くしてもいい、壊れてもいい!とガシガシ使えるものをセレクトしていきます。
「旅先でのオシャレ」って何も、お気に入りのハイブランドを持っていけ、ということではなくて、むしろファストファッションのお店や現地で見つけた日本では着ないようなものに文字通り「冒険する」ことだと思います。
異国の地で、自分の中にあるまだ開いていないクローゼットの扉を開くようなイメージで。
皆さんのバカンスが素敵なものになりますように。

1987年、那覇市生まれ。スタイリストのアシスタントを2年経験し、2011年に独立。雑誌「ViVi」を中心に活動する人気スタイリスト。
現在肩書き無し。30歳の夏、港区での彼氏との同棲を解消、同時に8年マネージャーとして勤務した芸能事務所を退社する。ライター業ではお笑いやサブカルチャーに関するコラムをwebサイトに寄稿など。