アイドルグループNegicco・Nao☆(30歳)

Negicco・Nao☆さん「私が結婚とアイドルの続行を決断するまで」

アイドルグループNegicco・Nao☆(30歳) 新潟の3人組アイドルグループ「Negicco」(ねぎっこ)のNao☆さんが、自身の31歳の誕生日となる4月10日に結婚することを発表しました。お相手は、バンド「空想委員会」のベース・岡田典之さん。2人は2015年、東京・日本武道館でPerfumeが開催した、3人組アーティストだけを集めたライブで共演。結婚後もアイドルを続けるNao☆さんに、思いを聞きました。

出会ってから、結婚発表に至るまで

――結婚を2月下旬にホームページなどで発表すると、ファンや芸能関係者の方々から祝福のコメントが相次ぎました。

Nao☆さん(以下、Nao☆): 発表のタイミングは1人で家にいたんですけど、すごく不安で。(他のメンバーの)MeguとKaedeに前日、「一緒にいて」と言ったほどでした。もっとネガティブなコメントもあるのかなと思っていたんですが、温かいものばかりで、みんなが祝福ムード。これで良いのかな、という感じと、でも良かったな、という気持ちとがありました。

ファンの方々は、どこかで受け止めきれない部分もあると思うのですが、先日、空想委員会さんが新潟でライブをした際、Negiccoファンの方々からお花が届いたそうで、優しいファンの方々に支えられているんだなと思いました。

――結婚の決め手は?

Nao☆: 所属事務所からは「メンバーが一番、Nao☆のことを見てきているから、メンバーがちゃんと『いいんじゃない』って言ってくれた人を選びなさい」と言われたので、MeguとKaedeにも相談したら、「絶対いい人だと思う」って言ってくれて。

――メンバーにもご相談されたんですね。結婚するならこんな人がいいな、というNao☆さんのイメージはあったんですか。

Nao☆: 女の子は付き合っている人によっていろいろと影響される部分もあるかもしれないですが、自分の良さを出させてくれないような人と付き合うのはやめようって思っていました。

「結婚してもアイドル」という道を示していきたい

――昨年11月に掲載された前回のインタビューの際は、「結婚したらアイドルは辞めないといけない」というのとは違う道があることを証明したい、とおっしゃっていました。

Nao☆: 「結婚してもNegiccoを応援したい」という声をファンの方々からいただいていました。Negiccoも、いろんな経験を重ねて今の形になっていて、だからこそファンの方々にこの決断を受け止めていただけるグループになったのかな、と思うところがあります。

ある時インターネットを見ていたら、アイドルさんとファンの方が、「自分もNegiccoさんみたいにずっとアイドルをやっていたい」「結婚してもアイドルを辞めずに、続けて欲しいな」というやりとりをしているのも見ました。Negiccoがそういうふうに他のアイドルの子たちの良い目標になっていけたら良いな、と思います。

周囲の反応に不安も。それでも実現したいこと

――インターネットでの反響はどう受け止めていますか。

Nao☆: 以前、「30歳でアイドルって言えるの?」「意外と年齢がいっているんだね」という言葉をネット上で見たことがあります。その葛藤は乗り越えて気にすることもなくなったのですが、結婚にもいろんな葛藤はあって。

でも、ファンの方から「最初は落ち込んだけれど、一番不安だったのはNao☆ちゃんだと思う。30歳で結婚したいって言っていたのに、それをNegicco結成15周年という大事な年だからと、Negiccoの活動を優先してくれたこともありがたい。だから自分はぐだぐだ言っていてはいけないな、と思った」という言葉をいただけて。ほかにも「結婚したことでファンクラブに入りました」という方もいて、その気持ちに応えていきたいな、と思っています。

――5年後、10年後を見据えて、これから叶えたい人生計画などはありますか。

Nao☆: 10年先は40歳、と考えると、年齢を感じさせない素敵な女性アーティストさんがたくさんいらっしゃいます。そういう方々が目の前を走っているのを見ると、自分もずっとキラキラしていたいな、「何歳なんだろう」って言われる人であり続けたいな、と思います。

それから、プライベートに関しては、以前に印象的なできごとがあって。Negiccoの「圧倒的なスタイル」という曲では、来場者の皆さん含め、ラインダンスをするのですが、所属レーベルの社長やCMでお世話になっている佐藤食品工業の社長さんが「Negiccoが子どもを抱っこしながらラインダンスしているところを見たい」と言ってくださったんです。だからそういう姿を後々は見せられたら良いな、とも考えています。

――家庭か仕事かの二者択一を迫られることに悩む女性も多いと思うのですが、それについてはどう思いますか。

Nao☆: アイドルに関して言うと、みんな下積みとか頑張ってやってきたのに結婚を機に辞めるってすごくもったいないことだと思います。だからNegiccoは、「頑張ってきたことを辞めずにずっと続けられるアイドル」という姿をこれからも見せていけるように頑張っていきたいです。

【編集後記】
世間の暗黙のルールに流されることなく、葛藤しながらも自らのアイドルの道を歩んできたNao☆さん。Nao☆さんの決断は、アイドルとして活動する女性、ひいては結婚・子育ての問題に悩む同世代の働く女性に勇気を与えていくのだと感じました。

未婚、既婚、子どもの有無、転職や独立の経験者。恋好き、旅好き、おいしいもの好き(缶チューハイ含む)。さまざまなstoryを持つ「telling,」編集部メンバー。