私たちの味方

冬に向け高めておきたい免疫力 明治がヨーグルトの2つの研究成果を発表

女性が抱える様々な悩みの解決に役立つ商品やサービスを紹介する新コーナー「私たちの味方」。第1回は、ヨーグルト。食品大手・明治は今月4日、新型コロナウイルスだけでなくインフルエンザや風邪の流行が予想される冬に向け、大切になってくる「免疫力」を高める効果が、同社のヨーグルトの成分から発見されたと発表しました。

自分の身体を守る「免疫力」

新型コロナウイルスだけでなく、冬が近づくと気になるのがインフルエンザウイルスの流行。そこで重要になってくるのは「免疫力」を高めることです。

仕事に子育てにと忙しいtelling,読者世代にとって、栄養バランスの乱れや睡眠不足・不規則な生活、ストレスなどは免疫力を下げる原因となるので、注意が必要です。

今回、研究結果の発表会にメッセージを寄せた免疫学の権威で、2018年にノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学高等研究院の本庶佑特別教授も「コロナ禍において、細菌やウイルスの脅威から自分の身体を守るために、免疫は非常に重要な役割を担っています」と、その重要さを訴えています。

免疫とヨーグルトの関係

今回、明治は、ヨーグルトの醗酵過程で乳酸菌がつくる成分「ヨーグルトEPS」に、免疫を活性化する効果が確認できたと発表しました。

発表会に登壇した順天堂大学大学院医学研究科の竹田和由准教授は「(ヨーグルトEPSは)免疫にとってはパワーフードのような存在で、これを摂ることによって免疫が活性化する。つまり免疫全体が元気になる」とその効果について語りました。「乳酸菌には様々な種類があり、それぞれがつくりだすEPSの性質が違います。今回の効果は明治さんが持つ乳酸菌1073R-1がつくりだすEPSで確認されている効果」だと説明しました。

「ヨーグルトと野菜」の組み合わせがカギ

また、発表会では「無脂肪ヨーグルトと野菜を一緒に食べると、野菜の栄養素の吸収率を高める効果がある」との研究結果も紹介されました。京都大学大学院農学研究科の菅原達也教授は「この効果はヨーグルトEPS(※)によるもの」と説明した上で、「ヨーグルトの新たな健康価値を提案するような内容」だと、その研究の成果を強調しました。

(※)乳酸菌L. delbrueckii subsp. bulgaricus OLL1251/S. thermophilus OLS3290が産み出すヨーグルトEPS

発表会に登壇したタレントの朝日奈央さんは、健康のために普段から1日350gぐらいの生野菜を食べていたそう。「(これからは)『サラダとヨーグルト』というのを合言葉にしていかないといけないくらい」とし、「ヨーグルトは免疫を高めたり、吸収を促進したりと、次世代の健康成分なんですね」と話しました。

気象庁の予報によると、今年は冬型の気圧配置が強く、寒くなることが予測されています。いつもにまして免疫力を高めていくことが大切になりそうです。