モデル・高山都さん「みんなが気持ちよくいられるために『丁寧な生き方』がしたい」 

多くの女性が悩む頭痛や生理痛。軽視されがちな頭痛ですが、我慢するほどに痛みは悪化し、周囲との人間関係や生活に支障をきたすこともあります。今回、女性の心と体に寄り添うイベントにも携わり、「丁寧な生き方」を実践するモデルの高山都さんにご自身の悩みを話していただき、痛みを0.1秒でも速くなんとかしたいというユーザーの想いに応えた新製品「ロキソニンSクイック」の研究開発に携わった第一三共ヘルスケアの吉田寛恵さんに開発秘話などを聞きました。

「子どもの頃から、常に痛みはそばにいた」 

高山都さん

高山都さん(以下、高山):私、子どもの頃から頭痛持ちで、興奮したり、嫌なことがあったりすると、すぐに頭痛で寝込んじゃうタイプだったんです。頭痛は、子どもの頃から付き合ってこなければならなかった悩みでした。

頑張らなければいけない時や楽しい時に、急に頭が痛くなると憂鬱(ゆううつ)になってしまいます。

そんな時、鎮痛薬を飲めば痛みが和らぎ、落ち着くので、私にとっては「困った時に助けてくれるお守り」みたいな存在でした。

30代女性の60%以上は「頭痛持ち」

――「ロキソニンS」でおなじみの第一三共ヘルスケア研究員の吉田さんに伺います。痛みのなかで一番多い痛みは何でしょうか。高山さんのように頭痛や生理痛に悩む女性は、どのぐらいいるのでしょうか?

第一三共ヘルスケアの吉田寛恵さん

第一三共ヘルスケア・吉田さん(以下、吉田):弊社で調査*した結果から、頭痛持ちの方は約2人に1人いらっしゃることがわかりました。特に30代女性だと、60%以上の方が「頭痛持ち」と自覚されています。

生理痛についても、2人に1人以上の女性が症状を自覚されていて、症状が「非常にひどい」「ややひどい」と感じられている方は57%と、かなり高い割合となっています。

調査*では「肩こり」や「首こり」といった悩みを持つ人に「頭痛持ち」が多いということが分かっています。また、人間関係や将来への不安などのストレスを抱える人にも多く、頭痛の原因も多様化していると言えそうです。

*実施時期:2021年6月 調査対象:過去1年間に頭痛を経験した20~50代の男性412名、過去1年間に頭痛かつ生理痛を経験した20~50代女性412名

――そもそも、痛みはどうして起きるのでしょうか? メカニズムを教えてください。

吉田:体内で痛みの原因物質が作られてしまうことで、痛みを感じるようになります。
例えば「緊張型頭痛」では、ストレスで眉間にしわを寄せたり肩に力が入るなど、頭の周りが緊張状態になることにより、痛みの原因物質が作り出されてしまいます。痛みを感じるとストレスになり、さらにそのストレスによって緊張状態につながり、肩や首の凝りや頭痛を感じるという負の連鎖に陥りやすくなります。

――私達はどのように痛みと向き合ったらよいのでしょうか?

吉田さんが持っているのは「ロキソニンSクイック」

吉田:私が研究開発に携わっているロキソニンS内服薬シリーズですが、ロキソニンには体内で痛みの原因物質が作られるのを抑える作用があります。ただし、既に作られてしまった痛みの原因物質を直接取り除くというわけではないので、痛みを感じたら、出来るだけはやく飲むことが痛みを抑えるコツになります。

先ほど、高山さんが鎮痛薬を「お守り的な存在」とおっしゃっていただきましたが、うまく利用してもらえれば、痛みが重くなりすぎる前に抑えられます。「薬に頼ってもいい」ということを知ってもらえたらと思います。

痛みと付き合うためには「難しく考えすぎない」

――高山さんは、自分らしい生き方を選ぶために、生理痛や頭痛などの痛みとどのように付き合うことが大事だと思いますか?

高山都さん

高山:難しく考えすぎないこと。女性ってやっぱりいろんな痛みを経験するじゃないですか。

“人生最大の痛み”なんていわれる出産を経験されている方はもちろん、それ以外にも日常生活で生理痛や頭痛を経験するし、人生には痛みがつきもの。そんな痛みともうまく付き合っていきたい。

吉田さんから「不安も痛みの原因のひとつ」という話がありましたが、私も自分の人生についてすごく悩む時があります。
でも私が選んだ生き方だから。自分の人生だから、楽しんだほうがいいなと思って。そしてそこに伴う痛みがあれば、いろんな選択肢の中から薬を使うとか、緩和方法を検討してみる。

薬以外だと例えば、外に出て緑の中で大きくゆっくり息を吸ってみる。お風呂に特別な入浴剤を入れてみるとか、ケアもいろんな選択があると思うとちょっと気持ちが楽になるし、それが自然と余裕になっていく。その過程が「豊か」とか、「丁寧」ってことなのかなと最近考えています。

高山都さん

――高山さんはこれまで、女性の心と体に寄り添うイベントに携わってこられました。どのような想いで携わってこられたのでしょうか。

高山:今ってシェアの時代じゃないですか。SNSで人と繋がれるし、体験談や感想などもすぐに調べられる時代。だからこそ、“楽しいこともそうでないことも、シェアできる場所を作ろう”という気持ちでイベントを作っています。

私は2021年で39歳になりましたが、30代特有の悩みもそれなりに経験してきたんじゃないかと思っています。「私の場合」をみんなと共有できたら、「この人はこうだったんだ」と安心できるかなと。

高山都さん

――イベントでは、どのような声が寄せられますか?

高山:生理前に鬱っぽい症状になったり、イライラして家族に強くあたってしまう。暴飲暴食をしてしまう、生理痛がつらいけど休みたいけど言えない、などみなさん様々な悩みを抱えられていました。

イベントに来てくださる方はすごく向上心があってまじめで、前向きな方が多いのですが、だからこそ「自分」に対して落ち込んだりする方が多いのです。

なので、いっそのこと生理前でつらいということを素直に言っちゃうのもひとつの手だと思います。

私も生理前は意地悪になって、嫌な言葉を使って自己嫌悪になったりするので、身近な人には「これは生理前の症状なのだけど、本当にごめん」とフォローを入れるようにしています。

ニーズに応えるため、50回以上試作

――そんな、女性なら誰もが向き合う「特有の痛み」を取り除く選択肢としても強い味方になってくれるロキソニンS内服薬シリーズ。研究開発への思いを教えてください。

「ロキソニンSクイック」の研究開発に携わった吉田寛恵さん

吉田:痛みを感じると、仕事や私生活にも支障をきたすのを私自身も悩むことがあります。そんな同じような悩みを持つ方に、ロキソニンS内服薬シリーズを通して、快適な暮らしにつながるようにサポートできれば、と思い日々研究開発に取り組んでいます。

――ロキソニンS内服薬シリーズを開発するうえで、どのような課題がありましたか? 

吉田:シリーズ最新の「ロキソニンSクイック」は、錠剤が体内ですばやく崩れる工夫をしています。錠剤が速く崩れるように工夫すること自体がすごく難しく、中身を色々変え、粉まみれになりながら作業を繰り返し、50回以上試作しました。

――ユーザーの声はどのように研究開発に生かされているのでしょうか?

吉田:鎮痛薬を使っている方の声を定期的に調査して、どういうニーズがあるかを聞き取っています。そして、痛みによく効くこと、速く効くこと、胃に優しいことが求められていることがわかりました。

効きめといったニーズにはシリーズ内で最も有効成分数の多い「ロキソニンSプレミアム」で、胃に優しいといったニーズには「ロキソニンSプラス」でお応えしていました。今回、速く効くというニーズに対し、「ロキソニンSクイック」を開発しました。

「丁寧な暮らし」と言われるのが嫌だった

――高山さんは「丁寧な生き方」を実践されています。ライフスタイルのこだわりを教えてください。

高山都さん

高山:私、「丁寧な暮らし」と言われるのがすごく嫌だったんです。
というのも、3食作って、オーガニック野菜を買って、規則正しい生活をして……というのは、忙しくなれば続けるのが難しくなる。そんな「丁寧な暮らしをしたくてもできない」状態でいることが、噓をついているようで嫌だったんです。

それがある時、ファンの方にそのことを話したら、「そうやって人と向き合って、話してくれる姿勢が『丁寧な生き方』なんだと思います」と言っていただけて。それからは「丁寧な暮らし」ではなく「丁寧な生き方」を心がけています。

――高山さんの思う「丁寧な生き方」とは?

高山:「丁寧な暮らし」が難しい時でも、気持ちのいいあいさつをするとか、人の目を見て話すとか、みんなが気持ちよくいられるための言葉選びをするとか。
あとは選択肢をたくさん持つことです。いろんな選択肢から自分自身に向き合って選択するということも“丁寧に生きる”ことにつながっているのかなと思います。

痛みを我慢してしまう女性へのメッセージ

――痛みを我慢してしまう女性は多いと思いますが、メッセージをお願いします。

高山都さん(左)と第一三共ヘルスケアの吉田寛恵さん

高山:「我慢」は、特に私たちの世代は必要とされていたことですし、我慢するというのも時に大事なことですよね。でも、これからの人生を考えると、「我慢しない」という選択をすることも、軽やかに生きることや、自分や周りが気持ちよく生きるための手段になるのかなと思います。

吉田:普段から我慢している方も多いと思うのですが、薬の正しい飲み方やタイミングを知って、使いこなしていただければ、よりよい生活につながるのではと思います。

0.1秒でも速く。つらい頭痛や生理痛で悩むすべての方に届けたい

ロキソニンSシリーズは、内服薬だけでなく、外用薬にもすそ野を広げ「痛みケアのリーディングブランド」へと成長を続けています。そんなシリーズの集大成として、「頭痛・生理痛に0.1秒でも速く」をコンセプトに2021年8月にデビューした「ロキソニンSクイック」の特長は、服用後、 錠剤がすばやく崩壊する独自技術「クイックブレイク®製法」です。

ロキソニンS内服薬シリーズの研究開発インタビューページはこちら

高山都さんと「ロキソニンSクイック」

頭痛で仕事や学校を休むことに罪悪感がある、という方もいるでしょう。
かといって我慢を続けると、痛みの水面下にある脳の興奮状態が進行し、頭痛が悪化するばかりか、吐き気や嘔吐を伴うようにもなりかねません。

そうならないためには、普段から頭痛の起きにくい生活習慣を心掛け、痛みを感じたときは負の連鎖を起こさないよう、我慢せずにはやめに鎮痛薬を服用するのもひとつの選択です。

また、鎮痛薬を飲んでも頭痛が治まらない場合や、市販の薬で対処しきれないと感じる場合には、隠れた病気がある可能性もあるので病院で相談することも大切です。

鎮痛薬と上手く付き合って、軽やかな生活を取り戻しましょう!

 

※ロキソニンSクイックは、薬剤師からの説明を受け、「使用上の注意」をよく読んでお使いください。アレルギー体質の方は、必ずご相談ください。
※「ロキソニン」は第一三共株式会社の登録商標です。
※今回の企画は、新型コロナウイルス感染症対策を十分に講じた上で取材・撮影を行いました。

■高山都(たかやま・みやこ)さんのプロフィール

1982年生まれ。モデル、俳優、ラジオパーソナリティーなど幅広く活動。趣味は料理とマラソン。「#みやれゴハン」として料理やうつわなどを紹介するインスタグラムが人気。趣味のマラソンでは、横浜マラソン2016を3時間41分で完走の記録を持っている。著書『高山都の美食姿』(双葉社)シリーズ1〜4も好評発売中。