Sponsored by Mリーグ機構

岡田紗佳さん「麻雀という理不尽な競技が、真面目な私を解放してくれる」

麻雀のトッププロたちがチーム対抗で技を競い合う「Mリーグ」。「AbemaTV」で全試合を視聴することができ、個性的な選手たちを応援する女性ファンも多いのだとか。 2019年から参戦したチーム「KADOKAWAサクラナイツ」に所属しているのは、モデル・タレントとしても活躍する岡田紗佳さん(26歳)。芸能の世界からプロ麻雀士へと活動の幅を広げた理由や、奥が深い麻雀の魅力を、初心者にもわかりやすく話してくださいました。

楽屋でハマった麻雀アプリがきかっけで……

――学生時代からnon-noモデルとして活躍していた岡田さん。芸能界に入った経緯を教えてください。

岡田紗佳さん(以下、岡田): 中学生の頃に友達と雑誌を読んだりする中で、漠然と芸能の世界に憧れを持っていて。高校を選ぶときに「スカウトされたらいいな」と淡い期待を持って渋谷近辺の学校を受験して、青山学院高等部へ進学しました。

――スカウトされるために、スカウトされやすい場所の学校を探す!少し変わった発想ですが、そこで実際にスカウトされたのですね。

岡田: はい。スカウトされると同時に雑誌「non-no」のオーディションも受けて、モデルの活動をはじめました。ちょっと怖い、ピリピリした世界を想像していたのですが、モデルの子たちは気さくで優しかった。ある時、休憩時間にモデル仲間のひとりが携帯の麻雀アプリをしていて、私もやってみようと思って始めたんです。

――それまで、麻雀の経験はあったのですか?

岡田: 6歳から上海に住む祖母の家で過ごしたのですが、祖母が雀荘を経営していたこともあって、その影響で幼少期に少し。でも、13歳で日本に帰ってきから大学を卒業するまではまったくする機会がありませんでした。

麻雀アプリゲームをやるきっかけをくれた彼女はすぐにゲームをやめてしまったけれど、私はお仕事をご一緒するメイクさんや仲の良いモデルさんたちと、手積みで麻雀をするようになりました。
本格的に打つようになったのはその頃からです。

――20代前半のモデルの女の子が麻雀をするのは、ちょっと意外なイメージかもしれませんね。周りから何か言われませんでしたか?

岡田: ありましたね。麻雀といえば、日本ではどうしても、たばこの煙がもくもくした雀荘でお酒を飲みながら……みたいなイメージも強いと思うので、「モデルさんがやるのはよくないんじゃない?」と言われることもありました。

――なぜ、それでもやめなかったのですか?

岡田: それだけ麻雀が魅力的だったから、誰に何を言われてもやりたいって思ったんですよね。知らない人の中にはネガティブな印象を持っている人もいるかもしれないけど、麻雀自体に非はないですから。

――それほどの魅力は、どこにあるのでしょうか。

岡田: 毎局毎局、まったく違う状況が訪れ、飽きないところです。それから、実力だけでなく運もものすごく影響してくるので、初心者が上級者に勝ってしまう時もあるんですよ。

その上で、勉強すればするほど見えてくる部分もある。相手はどんな手で勝とうとしているのか、どの牌(パイ)が山に残っているのか。完全ではないけれど、やり込んでいくことでわかってくるようになるので、奥が深いです。

プロ麻雀士は「ただ強いだけ」ではない

――趣味で麻雀をたしなんでいた岡田さんですが、2017年からプロ麻雀士となり、タレント活動と並行して競技生活も始めました。プロになる決断をしたのはなぜですか?

岡田: 現在所属している日本プロ麻雀連盟から、女性を対象にした麻雀の勉強会に誘われたのがきっかけです。プロの方たちに混ざって勉強していくうちに、もっと強い相手と打ちたいと思うようになって。プロテストを受けることにしました。

――プロテストではどんな能力が試されるんですか?

岡田: 私が受験した時は、実際に麻雀を打つほかに筆記や面接試験もありました。それから半年ほど研修期間があり、対局の勉強だけでなく、実況や解説の練習もしましたね。

――ただ打つだけじゃなく、実況の練習もあるんですね!

岡田: そうなんです。いま活躍されている麻雀のプロの方の中には、トークが上手だったり、解説がうまかったりする方がたくさんいらっしゃいます。ただプレーが強いだけという方は、ほとんどいないかもしれません。

打ち方に個性があったり、しゃべりにインパクトがあったりと、プロの皆さんはキャラが立っている方ばかり。そういう個性も含めて、ファンの方々に応援していただけるんだと思います。その点、芸能界と通じるところがあるのかもしれません。

スポーツ観戦感覚の「観る雀」人口が増加中

Mリーグでの試合に臨む岡田さん(AbemaTVより)

――Mリーグは「AbemaTV」で視聴可能なことから、今まで以上に観る専門の「観る雀」人口も増えているそうですね。自分でプレーしなくても楽しめるものなのでしょうか?

岡田: 視聴者は全プレーヤーの手牌を見ることができるので、展開や勝敗を予想しながら観るのは楽しいと思います。

ただ、麻雀という競技の性質上、最後まで何が起こるかわからない点はやっぱり醍醐味ですよね。前半で圧勝している人が最後に大逆転されるなんてことはザラにある。私もオーラス(最後の1局)で役満(難易度が特に高く最高得点が得られるあがり手)であがって4着からトップになったこともありますし、色んなドラマが待っています。

まさに「事実は小説より奇なり」ですよね。観る側も、スポーツ観戦のような興奮が味わえると思います。

――高得点の役にこだわる人や、手堅く勝ちにいく人など、麻雀は各選手の打ち方に「生き様」が出るのが面白いというファンの声もあります。岡田さんご自身はどんなプレースタイルなのでしょうか?

岡田: 今の私はしっかりと勝ちにいくことを意識しています。モデルをやりながらプロとしても活動しているので「麻雀をナメている」と思われたくないんです。結果を出さないと何も始まらない。きちんと勝てるようになってから、自分らしさをプレーで出せていけたらいいなと思います。

――プレーの時は、岡田さんご自身の性格とは違いますか?

岡田: いや、性格はすごく出てると思います。私、すごく真面目でちょっと弱気なところがあるから(笑)。

――Mリーグではチームでの活動ですが、個人の時と心構えなどに違いはありますか?

岡田: 全然違いますね。個人の時は負けても自分のせいだと吹っ切れるけど、チームではそうはいかないので、打っていてもチームメイトの顔が浮かんできたりします。

今シーズンはどちらかというと弱気なプレーになりがちだったのが自分の反省点。プレッシャーを感じすぎていたように思いますね。

チームを背負っているので「負けるのが怖い」という気持ちが出てしまったのだと思いますが、今はもっと打ちたい、Mリーグの試合会場にもっと立ちたいという気持ちが強いです。

KADOKAWAサクラナイツの3人。左から内川幸太郎選手、岡田紗佳選手、沢崎誠選手。Mリーグのチームは男女混合で、年齢も経歴も様々な選手が集う

麻雀では自分を解き放てる

――ひょんなことから趣味としてはじめた麻雀が仕事になりました。「趣味を仕事にする」って、難しい部分もありませんか?

岡田: もちろんつらいこともありますが、それ以上に麻雀が楽しくて。「自分にはこれだ!」と思える仕事を見つけられて本当によかったと思っています。大きな勝負がかかった対局の時なんて、ものすごくワクワクしてしまいます。「自分を解き放つ時が来た!」と。

――今までのお仕事やプライベートではそのように感じることはあまりなかったのですか?

岡田: 昔はもっと、どんなことに対しても「きちんとやらなきゃ」という気持ちが大きかったんです。ここぞという時にも、「ちゃんとしなきゃ」って。

でも、麻雀の大勝負の時にはむしろ、そんな真面目さから自分を解き放って爆発することが求められる。「ちゃんとする」の中身が自分を解き放つことなんです。それは新鮮で、でも、嬉しい感覚です。

――麻雀によって、今までの自分とは違う一面が出てきたんですね。

岡田: 麻雀って、とっても理不尽なんですよ。さっき言ったように運の要素が強いので、自分が頑張った分がそのまま返ってくるわけじゃない。モデルとして体型をキープするためにワークアウトをするような、「やったら結果が必ず出る」ものとは全然違うんです。

でも、そのお陰で自分も成長できたと思っています。モデルだけやっていたときは、もっと自分のことしか考えていなかった気がしますが、今は我慢が効くようになりましたし、以前より周りが見えるようになったと感じます。

――最後に、麻雀って岡田さんのようにとても頭が良くないとできないイメージですが、私にもできますかね?

岡田: もちろん、できますよ。麻雀って、本来は楽しければいいと思うんですよ。麻雀には「平和(ピンフ)」「一気通貫(イッキツウカン)」「七対子(チートイツ)」など多彩な役(あがり手)があるので、勝ちにこだわらなくても、自分の好きな役があったら、いくら負けてもいいからひたすらそれを狙えばいい。どれだけ負けても誰でもいつか必ず勝てますから、初心者でも楽しめます。楽しくなってもっと強くなりたくなったら、そこから勉強すればいいんです。

Mリーグで良い勝負をたくさんしていくことで、麻雀に興味を持ってくれる人をもっと増やしていけたらと思っています。

(文:田中春香)

●「Mリーグ」とは
岡田紗佳さんら魅力的な選手たちが活躍中の麻雀プロナショナルリーグ「Mリーグ」。選び抜かれた麻雀のトッププロたちが企業と契約を結び、ユニフォームをまとった「Mリーガー」としてチーム同士で競い合います。試合の模様はAbemaTVの「麻雀」チャンネルでお楽しみいただけるほか、パブリックビューなどのイベントも随時開催されています。

  • ・「Mリーグ」の公式サイトはこちら
  • ・岡田紗佳さんが所属するチーム「KADOKAWAサクラナイツ」メンバーのインタビュー記事はこちら(Mリーグ×朝日新聞デジタル タイアップ特集サイト「REACH!(リーチ)」)

●岡田紗佳(おかだ・さやか)さんのプロフィール
1994年生まれ、東京都出身。2011年、「non-no」モデルオーディショングランプリ&クリニーク賞を同時受賞し「non-no」専属モデルに。2017年、日本プロ麻雀連盟所属女流プロ雀士となり、タレント・モデルとして活動を続けながら競技生活を開始。2019年からMリーグに参戦したKADOKAWAサクラナイツにドラフト指名され、同リーグ最年少選手となる。