フードリポーターえびてんの手土産図鑑

東急百貨店のスイーツバイヤーに、今おすすめの手土産を聞いてきた!

「フードリポーターえびてんの、私もあげたいもらいたい手土産図鑑」。ライターの蛯原天(えびてん)さんが「手土産のプロ」を訪ねて、ハズさない手土産を徹底取材します。今回はいつもたくさんの人で賑わう街・渋谷の東急百貨店へ。「女子会」「仕事先」「お世話になった方」と、今すぐ使える3つのシーン別手土産を紹介します。渋谷でおすすめの手土産はなんでしょうか……?

●フードリポーターえびてんの、私もあげたいもらいたい手土産図鑑【東急百貨店 01】

フリーアナウンサー&フードリポーターの蛯原天です。
「えびてんがプロに聞く!人と差がつく手土産図鑑【西武百貨店編】」見て頂けましたでしょう?
前回お勉強したおかげで、私ちょっと垢抜けました。やっぱり餅は餅屋。手土産は手土産のプロに聞くのが一番の近道ですよね。
まだご覧になっていないという方は、ぜひこちらからご覧くださいね!
>>西武百貨店編一覧

それにしても「ステキな手土産を持っていかねば」なシーンって、けっこうありますよね。
手土産を語って、ちょっとドヤりたい。
なによりみんなに「おいしい!」と言われたい。
でも結局同じお店のものを選んでしまいがちな現実……
記事はもちろん読んだけど、もっと手土産のリストがほしい!

ええ、ええ、そうおっしゃると思っていました。
蛯原天、もちろんこのままでは終わらせません!私は日本一の手土産図鑑を作るのだから!
という使命を掲げ、今回も「百貨店一の手土産通」にインタビュー。渋谷の東急百貨店に行ってきました!

渋谷の東急百貨店、3店舗全てのスイーツを担当するバイヤーさん登場!

こちらが、東急百貨店スイーツバイヤーの鹿島淑子さんです。

10年の現場経験を経て、4年前に「スイーツバイヤー」になったという鹿島さん。現在も繁忙期や催事などには売り場に立つこともあるそう。お客様の目線に立ってスイーツを担当しています。

――渋谷には東急百貨店がいろんな場所にあるんですね!手土産を選ぶとき、どの店舗に行けばいいのでしょうか?

鹿島さん(以下鹿島): 渋谷には東急が運営するお店が3つあります。
東急百貨店本店、駅直結の東急百貨店東横店、そして渋谷ヒカリエ内にある ShinQs〈シンクス〉というお店です。
百貨店ですので、それぞれの館で完結するように一通りのニーズにお応えできる商品を取り揃えていますが、立地などで客層が異なるため、商品のカラーも館によって変えています。

――それぞれどういった特徴があるんですか?

鹿島: まず東急百貨店本店ですが、本店の奥には「渋谷区松濤」という高級住宅街があるので、外商のお客様が多いのが特徴です。
外商というと、お品物を持ってお家に伺うふうにイメージされる方が多いかもしれませんが、それ以外にも御用聞きという感覚で、お客様にひとり外商員がついて、お電話でお問い合わせ頂いたり、ご来店頂いたときにお買い物を手伝ったりといった機能が充実しています。また大きな駐車場も設けておりますので、ゆっくりとお買い物をお楽しみ頂けます。

鹿島: 東急百貨店東横店は駅に直結していて「東横のれん街」と「東急フードショー」という2つの食品売り場がつながっています。東横のれん街の方は、老舗名店が集まっているのが売りになっていて、「とらや」や「たねや」など、全国各所の銘菓名店が入っています。
東急フードショーは、惣菜をその場で作る実演販売が充実しています。お菓子は老舗というよりは、カジュアルでおしゃれなものが揃っているというのが特徴です。

3店のなかでも最もお客様の層が若いのが渋谷ヒカリエ ShinQs〈シンクス〉。20代後半からのお客様が多いので、有名パティシエの商品を取り入れるなどトレンド感を重視しています。
本店とシンクスは同じ会社かと思うくらい雰囲気が違います。シンクスが百貨店ではないというのもあるんですけれど。

――シンクスも東急百貨店が運営しているんですね!知りませんでした。

「女子会」「仕事先」「目上の人」館ごとにざっくり使い分けることもできる

鹿島: それぞれに一通りの商品はそろえていても、やはりシンクスにはチョコレートは多いけど米菓が少ない、というようにラインナップの差はあります。大きく分けるなら
目上の人…老舗・名店が多くお客様の年齢層も高い東急百貨店本店
仕事先…駅近くで短時間で選ぶことのできる東急百貨店東横店
女子会…トレンド感と、チョコレートなど女性好みのスイーツが揃う渋谷ヒカリエ ShinQs
とそれぞれの館を目指していくのも良いと思います。渋谷を歩き回るのは大変ですから。

 バイヤーさんはどうやって商品を買い付けているの?

――「バイヤーさん」という名前はよく聞くんですが、具体的にはどんなお仕事なんでしょうか?

鹿島: バイヤーという仕事は、商品を買い付けてきたり、次は何を置こうとか計画を立てたりするお仕事です。ネット、SNS、キュレーションサイト・雑誌・テレビなどでリサーチすることが日常になっています。
現在バレンタインの企画を大学生と一緒にしていますが、彼・彼女らはInstagramがメインの情報収集ツールになっています。まず商品の見た目から入り掘り下げていくんですね。それに対して、シニア世代は折り込みチラシがメインになっているなど、年代によってアプローチの仕方を変えたりすることも考えています。

ーー幅広い年代に合わせて買い付けをしなければいけないんですね。

鹿島: そうですね、館の特性に応じて情報収集しています。
私は洋菓子の担当が多いのですが、パティシエさんに直接聞くことも多いです。「次はこれがトレンドだよ」とか、「この前海外に行ったらどうだった」とか、作り手の人から教えてもらう。その情報が一番最先端かもしれません。

マニアックなところだと、見た目は地味で有名じゃないけど本当に美味しいチョコレートってどこだろう?ということを考えると、良い原材料を仕入れている人が美味しいものを作っているだろうという発想になって、良い原材料がどこのパティシエさんに流れているというのを、他のパティシエさんから聞いたりします。

――原材料から!

鹿島: はい、あとはお肉もそうです。肉の問屋がいい肉をどこにおろしているかを調べます。本当にお肉が好きな人は流通経路まで知っている。そういう通の方が主催する焼肉パーティーへ行くこともありますし、ピザが美味しいところを探したいと思ったらチーズ業界から探っていく。美味しいものにたどり着くために、大元を探るという方法を取っていますね。

――日々の情報収集が本当に大事なんですね。

鹿島: ですね、好きなので楽しみながらやっています(笑)。手土産ですが、「女子会」「仕事先」「目上の人」へいうことで、今回は私自身がよく利用する商品をピックアップしてみました!

<えびてんのひとりごと>
美味しいものを見つけるには大元を探る!本物の味を知り尽くした鹿島さんが実際に使うお手土産とは…なんという安心感なんでしょう!楽しみです!

次回はいよいよスイーツバイヤー厳選のお手土産を紹介します!>>

続きの記事<東急百貨店スイーツバイヤー厳選!「女子会」が華やぐ手土産3選>はこちら

タレント・フリーアナウンサー / 八丈島うまれ、伊豆大島出身。生放送や式典のMCをはじめ、ナレーション、WEBメディアの執筆までを一手に請け負うマルチプレイヤー。
1989年東京生まれ、神奈川育ち。写真学校卒業後、出版社カメラマンとして勤務。現在フリーランス。
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