NY流・エリカ「結婚相手の選び方。結婚して変わるもの、変わらないものを見極める」
ニューヨーク流の結婚相手の選び方とは?
性格、年収、ルックス、肩書き。結婚相手を決めるのに一番重要な要素は?「こんな人と結婚したい!」と考える時間は楽しいものです。
望みを書きだしたら止まらないものですが、幸せな結婚に大切なのは「こんな人とは結婚したくない」も書き出すことです。
なぜなら、一度恋心を抱いてしまうと都合の悪いことは目に入らなくなってしまうからです。彼の自分勝手な一面をいいように解釈したり、不誠実な部分を見て見ぬふりをしたりするでしょう。嫌なところは、結婚してから自分が変えてあげればいい、と考えてしまうことがあります。
しかし、人を変えることはできないのです。本人が変わろうと決意しない限り、変わりません。
1枚の紙に「こんな人と結婚したい」、「こんな人とは結婚したくない」を書き出してみてください。その中にはきっと「性格」「年収」「ルックス」「肩書き」にまつわる希望が含まれていることでしょう。
優しくて、海外旅行に年に数回行けるくらいの年収があり、友人たちに自慢できるような、イケメンで一流企業に勤めている人。
「こんな人に出会えたら、私は一生幸せでいられるはず」。そう考え始めると、「こんな人とは結婚したくない」バージョンには、真逆のことを書いてしまうものですが、それでは意味を成しません。
一生変わらないものを重視する
そこで、「性格」「年収」「ルックス」「肩書き」の4つの中で、年月の経過と共に変わるものと、変わらないものを整理しましょう。
・変わるもの:ルックス
・変わらないもの:性格
・どちらともいえない:年収・肩書き
結婚した当初はオールパーフェクトでも、10年、20年と年月が経過する中で、「ルックス」は絶対に変わります。
どんなに素敵に年齢を重ねても老化は防ぐことができません。今の彼の惚れ惚れするほどカッコいいルックスは確実に変わることを理解しましょう。
一方、絶対に変わらないものは「性格」です。昔から誠実で優しく、今も変わらず優しい彼の人間性は一生変わらず同じです。
逆に彼が冷たい性格の場合も変わりません。「結婚すれば優しい人に変わってくれるはず」というのは甘い期待です。
どちらとも言えないのが「年収」と「肩書き」です。彼が上昇志向の強い人ならばグングン伸びていくでしょう。結婚当初はサラリーマンだった彼が起業し、事業に大成功して億万長者になることもあり得ますよね。
この逆のパターンも考えられます。経営の能力があるとは思えないのに、彼が会社を辞めて起業した結果、年収も肩書きもすべて失ってしまうこともあります。
彼の「将来性」は「性格」から察することもできます。前向きな人なのか、後ろ向きな人なのか。社交的か消極的か。人脈を築いて上昇気流に乗っていく人なのか、そうではないのか。
ちなみに、アメリカ人の女性は「ルックス」を重視しません。たとえば、日本人女性に多い薄毛への苦手意識はないに等しいのです。目に見える部分よりも、見えない部分を大切に考えるので、この4つの中では「性格」が最優先です。これはアメリカ人男性も同じです。容姿よりも、性格のいい女性はいつもモテモテです。性格はその人そのものです。一番着目すべき大切な部分なのですよね。
- ●エリカさん プロフィール
女性起業家。日系、外資系企業にてビジネスの土台を築き、ボストンに留学。2003年に単身ニューヨークへ。ファッションコンサルティング会社のパートナーとして、ファッションと経営の仕事に携わる。2010年ニューヨークで起業。日米にて意匠権を取得の新機能レッグウエアを開発、グローバル展開を果たす。日本展開では高島屋のセレクトショップ「STYLE&EDIT」全国7店舗他にて取り扱われる。2017年、ブランドを売却し、エグジットを果たす。起業家として次なる事業の立ち上げに着手、再びゼロからスタート。著者にベストセラーとなった『ニューヨークの女性の「強く美しく」生きる方法』(大和書房)をはじめ著者多数。内3冊の本が翻訳され海外出版された。
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