ミレニアル女子のための、お金との新しい付き合い方101のルール〈1〉
お金へのネガティブな考え方を捨てよう。億万長者が教えるお金とのつきあい方
はじめまして。生方(うぶかた)と申します。46歳で早期退職して、日本にある自宅と海外の別荘を行き来しています。初回は、僕の別荘があるタイからお送りします。ちょっと日本、寒かったので。でも桜は日本で見ようかな、なんて気ままに行ったり来たり、です。
もうちょっとだけ自己紹介を。総資産は2億円。いわゆる億万長者です。日々、節約と投資に向き合いコツコツ貯め続けた結果ですかね。
これから、そんな僕の生き方や、皆さんがモヤッとしそうな「こんなときどうする?」のケーススタディを通して、お金が自然と貯まるルールをお伝えしていきます。
親からの援助は定期預金に 給与は6割貯金
ちなみに、資産家の家に生まれたわけではありません。高校を卒業した後、海上自衛隊に入隊しました。自衛隊なら衣食住が無料(天引き)でおトクです。進学しない代わりに、親からもらった150万円はそっくりそのまま定期預金(当時の金利7%)に入れました。
それからは、毎月手取りの6割を貯金してきました。入隊後はカメラマンとして、南北アメリカ、ロシア、中近東、南極などで、多くのミッションに参加しました。それが楽しくて、おかげで「プライベートでもいろんな国にいってみたいな」と早期退職を意識するようになりました。そのためには給与の手取りを貯金するだけじゃなく、株や不動産投資、特典航空券をゲットするためのポイント集めも始めたんです。
今は、好きなことをする毎日で、幸せです。お金を貯める目的が、しっかりしていれば何でもできるんです。「ただ貯めよう」っていうのはやっぱり続きませんよー。
お金は夢を叶えるために必要なもの
じゃあ、何から始めるか?
「お金と仲良くなろう」という気持ちを持つことです。友だちや、恋人のように。日本は、いまだに「お金は汚いもの」といったイメージがある気がします。皆さんも何となく、そう思っていませんか? でも昔から、アメリカでは「アメリカンドリーム」という言葉があるように、お金を手に入れた人は成功者だと称賛されます。
気持ちの持ちようだけれど、これはすごく大切。日本人が正しい「お金の教育」をされてこなかった結果ではないかと思います。お金に対してネガティブなイメージを持っていたら、お金は貯まりにくい。断言できます!
逆に、お金に対してプラスのイメージを持っていれば、どんどん引き寄せることができます。
繰り返しますが、今日のルールは一つだけ。まずは、「お金と仲良くなる気持ちを持とう」ということです。
1カ月1万円あれば生活できる
まじめな話はさておき、最近、「食費1カ月1万円生活」をしてみたんです。僕は芸人ではありません。尊敬するアメリカの経営コンサルタント、ジェームス・スキナーが若かりし頃はそうせざるをえなかったと聞いて、僕もやってみようと。やってよかったです。なんらかの理由で手元に12万円しか食費がなくなったとしても、1年は食べていくことができるということがわかりましたから。
もちろん、苦しかったです。1カ月1万円=1日の食材333円。僕、コーラが大好物なんですが、ペットボトル買ったら1食抜くことになりますからね。毎日、納豆と白飯でしたよ。日本人でよかった。調味料ひと振りにも意識が向くようになりました。終わったあとにはラーメン、ポテチ、菓子パンを食べる頻度が激減しました。外食のありがたさを知り、つい食べてしまうお菓子やコーラの抑制にもちょうど良く、結果として健康的な生活を送れるようになりました。
ちょっと極端な例でしたが…、貯めるばかりでなく、僕なりの、お金との楽しい付き合い方でした(笑)。
次は、もう少し気軽にできる、「お金と仲良くなるルール」をお伝えします。次回のテーマは「散財する人が多い職場で手取り6割を貯金できたわけ」です。
続きの記事<収入が低くても確実に手取りを貯金するためには?>はこちら
構成:間野由利子
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第1回お金へのネガティブな考え方を捨てよう。億万長者が教えるお金とのつきあい方
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